計測関連用語集

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詳細説明

ダイナミックレンジ

読み方:

だいなみっくれんじ

カテゴリー:

#スペクトラムアナライザ

(Dynamic range) 信号の再現能力を表す数値で、最小値と最大値の比率を[dB]単位で表したもの。スペクトラムアナライザ(スペアナ)などの測定可能なレベル範囲を指す。デジタル信号のダイナミックレンジはビット数で表現される場合もある。IECの用語の定義によると「スペアナにレベル差のある2つの信号を同時に加えたとき、規定された確度でそれらを測定できる振幅レベルの最大値」。要するに、小さい信号から大きい信号までどれだけの幅で測定できるかという入力(測定可能)範囲をdBで示したもの。数値が大きいほど性能が良い。直訳したら「動的(力強い)レンジ」。レンジの広さ(幅)を示すことば。計測器ではスペアナの基本性能の1つとして良く使われている。オーディオ機器でも良く使われる(録音可能な信号レベルなどを示す)。映像機器では明暗のコントラストの幅をダイナミックレンジと呼び、SDRやHDRなどの単語がある(表現できる強弱の幅を示したもの)。「レンジ幅」と言わずにわざわざダイナミックと呼ぶのは理由があるはずだが、明確な理由(背景・由来)は不明。「ダイナミックレンジ」は初めて聞いたら(英語に堪能な人でも)わからない用語。「ダイナミックレンジが広い」と聞くと「レンジが広い」ことを言っているのかな、となんとなく理解できるかもしれない。計測器&オーディオ・映像機器のニッチな特殊用語の代表例ともいえる。余談だが、計測器とオーディオ機器に共通の用語は多い。

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