セルラー
(cellular)
無線通信の方式の1種。現在の移動体通信で主流となった携帯電話(ガラケーやスマートフォン)で採用されている方式。生物の細胞(cell、セル)のように、地域を区画ごとに分割して、セルに1つの基地局を置き、そのエリア(セル)内で移動している端末との通信をカバーする。セルに分割して基地局を配置した無線通信方式(移動体通信ネットワーク)なので、セルラー方式(cellular communication system)と呼び、略称の「セルラー」が良く使われる。携帯電話は、英語ではmobile telephone(移動する/携帯できる電話機、モバイル電話)やcellular phone(セルラーフォン)と呼ばれる。
日本では1970年代から通信自由化が始まっている。電電公社(現NTT)の1社独占をやめ、通信市場に価格競争を起こして、通信料金を下げることを目的に、1980年代に第二電電などの通信事業者(キャリア)が設立された。1990年代は移動体通信(携帯電話)の自由化が進み、DDIセルラーグループやツーカーセルラーなどの会社名のキャリアが生まれている。「セルラー」は携帯電話を指すことばとして会社名に使われた。セルラー各社はKDDI(au)やsoftbankに吸収・統合されてほとんどがなくなり、セルラーと名乗るキャリアは「沖縄セルラー株式会社」だけになった。
iPadでcellularというと「4G/LTEの電波を使用できるデータ通信機能」のこと。スマートフォンのように「Wi-Fiのない場所でも通信が可能な携帯機器」をセルラーモデルと呼ぶ。主にiPadなどのタブレットや小型のノートPCを分類するときに使われている用語である。セルラーモデルは通信会社のSIMカードを指せるスロットがあり、携帯電話のように使うことができるが、利用に応じて毎月の通信料金が発生する。つまり、Wi-Fi機能と携帯電話機能を区別する時に、セルラーということばが使われている

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