ストレージ
(storage)
パソコンやスマートフォンなどの電子機器で、写真や動画、アプリケーションソフトウェアなどのデータを長期的に保存しておくための記憶装置のこと。同じく記憶装置のメモリ(memory)は机の上の作業場所(ワークスペース)だが、ストレージは書類を収納した「本棚や書庫」に例えられる。
storageはstore(「蓄える、貯蔵する」を意味する動詞)に、状態や場所、行為を表す接尾辞 -age がついた名詞。storeはお店(店舗)の意味もあり、storageは「将来のために物を蓄えておく場所や状態(貯蔵・保管・倉庫)」を意味するようになった。PCはストレージとしてHDDやSSDを内蔵していたり、外付けで容量を増やしたりすることができる。つまりストレージはPCの周辺機器である。
メモリは「作業中のデータを一時的に置く机」で、ストレージは「データを長期的に保存する本棚・書庫」と、どちらもデータを記憶する場所だが、電源を切った時の挙動や処理スピードが異なる。メモリは揮発性で、電源を切るとデータはすべて消えるが、スピード(読み出しや書き込み)は非常に速くて、容量は約8GB〜16GB(2025年現在のPCの目安)。PCではメモリはRAM(ラム)と書かれていることが多い。ストレージは電源を切ってもデータは消えない(不揮発性)。スピードはメモリより遅いが、容量の目安は256GB〜1TB以上(2025年現在のHDDやSSD)。メモリは「机の大きさ」で、机が広いと多くの本や資料を同時に広げて効率良く仕事ができる(マルチタスク)。ストレージは「本棚の大きさ」で、大きな本棚には多くの本やアルバム(写真)を保管しておくことができる。ストレージが大きいことは蓄積しているデータが多いことを意味し、重要である。
アナログオシロスコープで、蓄積管と呼ばれるCRTを採用したモデルをストレージオシロスコープと呼んだ。その後、メモリを搭載して記録機能を持ったデジタルオシロスコープが主流になるが、ストレージオシロスコープという呼称は継続していて、DSO(Digital Storage Oscilloscopeの略記)ということばは現在も現役である。

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