シールドルーム
(shield room)
シールドとは「電磁場、放射線などの影響を遮断する」ことで、シールドの機能(特に電磁的な遮蔽)がある施設がシールドルームと呼ばれる。電波を送受信するような電子機器の性能評価をするときにシールドルームが使われる。シールドルーム内ではスペクトラムアナライザやアンテナなどの無線通信の計測器が使用される。暗室は光を遮断した部屋なので、電波を遮断する部屋を電波暗室と呼び、シールドルームと同様の機能の施設である。
EMC関連機器(設備)としてシールドルームやシールドボックスは必須のため、多くの会社がつくっている。マイクロ波などの高周波の展示会であるマイクロウェーブ展には多くのシールドルームの会社が出展している(以下に参考記事あり)。たとえば、日本シールド株式会社はシールドルームの専業メーカである。