計測関連用語集

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詳細説明

シングルエンドプローブ

読み方:

しんぐるえんどぷろーぶ

カテゴリー:

#オシロスコープ

(single ended probe)
オシロスコープ電圧プローブで能動型のプローブ(アクティブプローブ)は伝送方式がシングルエンド)を、シングルエンドプローブと差動方式の差動プローブがある。代表的なシングルエンドプローブにFETプローブがあるが、メーカによって「シングルエンド・アクティブプローブ」など様々な名称がある。差動プローブと対になる呼称だが、モデル名は必ずしも「シングルエンド」と呼んでいない場合が多い。「シングルエンドプローブ」は機種群(カテゴリー)名であり、具体的な製品の品名になっているケースが多いわけではない。品名から即、シングルエンドプローブか否かを判断するのが簡単ではない。初心者が理解するのが少し難しい用語といえる。
アクティブプローブのもう1種である差動プローブは、名称に必ず「差動」と付くので、単にアクティブプローブといっても差動ではなくシングルエンドであることがわかり、「アクティブプローブ(FETプローブ)」というようにわざわざ「シングルエンド」とはいわない呼称もある。「アクティブ電圧プローブ」や「低電圧シングルエンドプローブ」など、シングルエンドプローブの名称は多くあり、統一されていない。入力段にFETを使っていることが多いのでFETプローブの呼称が多いが、必ずしもFETを使っているとは限らない。 TechEyesOnlineの記事「オシロスコープのプローブの種類」では「差動ではなくシングエンドのプローブ」という意味で、FETプローブではなくシングルエンドプローブの呼称にしているが、TechEyesOnlineの計測器ページのカテゴリー名は通例に従いFETプローブである。
差動プローブは、パワエレ用途の高電圧差動プローブと、高速のシリアル通信用の低電圧差動プローブの2種類に大別される。シングルエンドプローブも高電圧と低電圧に分類していたり、低電圧を広帯域と呼んでいたり(広帯域差動プローブに倣った呼称)、オシロスコープのアクティブプローブは名称から判断することが大変に困難である。高電圧や広帯域に対応したオシロスコープメーカ各社が、自社の優位性をPRする製品名を使う(他社との差別化を品名で示す)ので、名称が統一されることはない。

シングルエンドとは信号とグランドの2本で伝送する方式を指し、2つの信号の差で伝送する差動と区別している。シングルエンドはグランド基準とも呼ばれるが、パッシブプローブも電圧基準なのでシングルエンドである。シングルエンドはアクティブプローブで差動ではないことを示すのに使用されることばなので、シングルエンドしかないパッシブプローブはあえてシングルエンドとはいわない。ただしドイツのPMK社(日本の代理店は岩崎通信機)はパッシブプローブのPKTシリーズ(システム機器用の、両端がBNC端子の、外観が同軸ケーブルのプローブ)を「パッシブ・シングルエンドプローブ」と呼称している。プローブの知識の程度によるが、この品名から「パッシブプローブでシングルエンドではない物があるのか?」と考える人がいるかもしれない。

参考記事
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