シグナルジェネレータ
(signal generator)
信号発生器の別名。ファンクションジェネレータなどの汎用的な信号発生器をつくるテクトロニクスや、オシロスコープだけでなくスペクトラムアナライザや
信号発生器にラインアップを広げているGood Will Instrument (GW Instek)に、シグナルジェネレータやシグナル・ジェネレータという表記がでてくる。また、リーダー電子などのテレビ・オーディオ測定器にもシグナルジェネレータというモデルがある。
無線通信用の計測器メーカであるキーサイト・テクノロジー、アンリツ、ローデ・シュワルツには、「シグナルジェネレータ」という品名のモデルは無い(2023年10月)。無線通信ではRF信号発生器やベクトル信号発生器などの名称が品名になっている(キーサイト・テクノロジーは以前はシグナルジェネレータという品名のモデルがあった)。
なので、現在では無線通信以外のオーディオ、TV/ラジオ放送の信号発生器や(高周波ではない低周波の)信号発生器(FGなど)をシグナルジェネレータと呼称しているといえる。2000年代以前のアナログ無線通信が主流の時代は、オーディオ周波数(可聴周波数)やアナログのテレビ・ラジオ放送の周波数に対応した信号源は信号発生器ではなく発振器(低周波発振器やRC発振器)と呼ばれることが多かった。信号発生器と発振器の厳密な違いは難しい。