コンバータ
(converter)
英語のconverterは「変換するもの(変換器)」の意味で、日本語のコンバータは広義には「エネルギや信号を変換する装置」。具体的には、交流電源(商用電源から特定の電圧に変換する)、直流電源から直流電源をつくる(DC電圧の変換)、電圧や周波数の変換器(FVコンバータ)などがある。センサから入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換(ADコンバータ、A/D変換器)、または逆にデジタルをアナログに変換(D/Aコンバータ、DAC)する電子部品は電気機器では多く使われている。電気信号やデータ形式の変換だけでなくコネクタやインタフェースの変換器もあり、ハードウェアだけでなくソフトウェアもある。マイコンを動かす機械語をつくるアセンブラやコンパイラはソフトウェアを変換しているので、広義のコンバータである。
電気の世界では一般に以下のようなコンバータがある。
・AC-DCコンバータ: コンセントの交流(AC)から電子機器を動かす直流(DC)へ変換する。スマホの充電器やPCのACアダプタは機能としてコンバータを内蔵している。
・DC-DCコンバータ: 直流電圧の値(電圧)を変換する。自動車内にはバッテリの電圧(12V)から各機器の動作電圧(たとえば5Vなど)へ変換する電子部品が多く搭載されている(略してDDコンと呼ばれる)。
ここで重要なことは交流を直流にするのはコンバータだが、反対に直流を交流にする機能はインバータと呼ばれる。インバータは、英語のinvert(反転する、逆にする) + -er(動作を行うものを示す、~するもの)で、「逆をするもの」という意味。交流を直流に変えるコンバータの「逆を行うもの」に由来する。そのため直流を交流に変えるのは(DC-ACコンバータではなく)DC-ACインバータという。直流・交流ではなくアナログ・デジタルの場合はD/Aコンバータである。インバータは直流を交流に変える機器という認識なのでDC-ACインバータは単にインバータと表記されることも多い。
AとDが「アナログとデジタル」、「ACとDC」の両方があり混乱しやすく、またコンバータとインバータがあるので余計にややこしい。電気の用語は初心者泣かせである。
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