コイル
(coil)
電線の素線や針金などの、紐状の導体を螺旋状にした電気部品(素子)。別名:インダクタ。受動素子の3大要素はR(抵抗)、C(キャパシタ)とL(インダクタ)だが、日本ではCをキャパシタではなくコンデンサ、Lをコイルと呼ぶ習慣がある。明治から昭和にかけてはコイルでなく「線輪」と呼んでいた。インダクタである電子部品をいうときは「コイル」で、物理量としてのLは「インダクタ」と呼ばれている。計測器の名前ではコイルテスタ、コイル試験器、巻線試験器など、コイルが多く、インダクタはない(反対にCはキャパシタンスメータや容量計で、コンデンサは計測器の名前にはない)。コイルとインダクタの使い分けは説明が難しい。