ケーブルテスタ
ケーブルの物理特性(導通、損失、反射など)を測定する試験器。大きくメタル(銅線)と光ファイバの2種類があるが、一般にはメタル用を指し、光のときはロステスタやOTDRということが多い。
通信機能を階層構造に分割したOSI参照モデル(第1階層:物理層〜第7階層:アプリケーション層の7階層構造)にあてはめると、第1階層(レイヤ1)に相当するため、「レイヤ1(ワン)試験器」と呼称して、第2階層(データリンク層)・第3階層(ネットワーク層)の試験器である「プロトコルアナライザ(プロアナ)」、「オンラインモニタ」と区別される。
最近の計測器は複合化(マルチ機能化)して、どの範疇の測定器か一目で判別がつきにくい。「ケーブルテスタ」という品名でプロアナのような外観のモデルもある。そんなときに機種群(機能がどこまであるか)を簡単に確認するには「レイヤ1試験器か?、プロアナか?」と聞くのが良い。
参考用語:LANケーブルメータ