キャパシタンスメータ
(capacitance meter)
電子部品のキャパシタンス(静電容量)の計測器。物理量としての単位は[F](ファラッド)。ハンドヘルドのモデルは「キャパシタンステスタ」という品名もある。LCRメータは当然、キャパシタンスの測定ができるので、LCRメータの事を指している場合もある。「Cメータ」という品名でベンチトップモデルを日置電機とエヌエフ回路設計ブロックがつくっている(2022年7月現在)。
静電容量測定器というと、静電容量式レベル計のような、全く違う機種がネット検索で出てくるが、ハンドヘルド型のキャパシタンスメータは通販では「静電容量メータ」「静電容量テスタ」「静電容量計」などの名称で販売されている。
もう1つのリアクタンスであるコイル(インダクタ、inductor)の測定器には、インダクタンスメータなる製品は無くて、コイルテスタ、コイル試験器、巻線試験器など、コイルという名称が多い。キャパシタの電気部品であるコンデンサではなく、キャパシタや静電容量が計測器の品名になっているのと正反対である。計測器の品名(名称)は統一感がない。
リアクタンスの性能を示すQ値を測定するQメータという製品はキャパシタンスなどのインピーダンスが測定できた(現在はほぼ生産中止)。