計測関連用語集

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詳細説明

ガウスメータ

読み方:

がうすめーた

カテゴリー:

#障害・EMI試験器

(gauss meter)
磁気測定器のこと。磁気のある部品(フェライト、希土類マグネット、電磁コイル、電磁石など)の磁束密度(磁気の値の指標)の測定器。磁束密度の単位は長く「ガウス」だったが、現在は「テスラ(SI単位系)」である。そのため「テスラメータ」を品名にするメーカもある。
「ガウスメータ」という表現は「磁気測定器」の別称である。磁気測定器という機種群(カテゴリー)の通り名として今も良く使われる。実際はガウスよりテスラが正式な単位だが、いまだにガウスメータという呼称は皆が使っている。
計測器メーカは、東陽テクニカが海外のFWベル製品を長年取り扱ってきた。F.W.BELL社はPacific Scientific OECOに社名変更し、東陽テクニカはガウスメータ本体の販売を休止し、プローブのみ在庫販売している(2023年2月現在)。代わりにLakeShore(レイクショア)社のテスラメータ/ガウスメータを販売している。計測器本体とInAsなどに代表されるⅢ-Ⅴ系半導体のホール素子を使用した測定用プローブの組合せで構成されている。ガウスメータは平型プローブ同軸型プローブ3軸プローブなどの各種プローブと併用して使われる。国産では日本電磁測器株式会社や電子磁気工業株式会社がつくっている。ガウスメータはベンチトップのモデルが多いが、同じ磁気測定器である磁界測定器は本体の先端にセンサを装着するハンドヘルドのモデルになる。

ガウスとは人名。ヨハン・カール・フリードリヒ・ガウス(Johann Carl Friedrich Gauß、1777年~1855年)はドイツの数学者・天文学者・物理学者。近代数学や物理学(電磁気学など)にガウスという名前が付いた法則・手法が多くある。18世紀のオイラーと共に19世紀最大の数学者といわれる。

参考記事
計測器情報
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