オプティカルヘッド
(optical head)
有線通信測定器の1カテゴリーである光測定器(光通信測定器)で、光パワーメータのセンサのこと。キーサイト・テクノロジーの光パワーメタ用センサの品名。8153/
8163 光パワーメータなどに使う815xx、816xxなどのモデルがある。国産メーカの安藤電気(現横河計測)やアンリツは光パワーセンサ、センサモジュールなどが品名。最近の横河計測のモデルにはAQ2200-232 光センサヘッド 、というように「ヘッド」の品名もあるが、普通はセンサと呼んでいる。キーサイトは昔からオプティカルヘッドといっていた。
head(ヘッド)とは頭を意味する。機械の先端部を指しているが、信号を読み取る部分でもあるので、センサがヘッドと呼称される場合がある。上記の横河計測のように「センサヘッド」という表現も多い。物理量を検出する役割のセンサは、機械の先端部なので「ヘッド」であると理解されている。ただしこの理解は間違っている(比喩的な表現で、専門的には正しくない)という解説もある。先端は英語でtip(チップ)やcuspである。headは頭以外に「先頭」の意味があるので、「先頭にあり信号を受けるセンサ」の意味でキーサイト・テクノロジーは使ったと推測される。
2000年当時、光通信は全世界の基幹通信網として整備・拡充され、光測定器の需要は倍増していた。キーサイト・テクノロジーは北米とドイツに光測定器の事業部(工場)があり、ほとんどの光測定器の機種群をラインアップする世界No.1メーカだった。No.2として安藤電気がキーサイトを追い上げていた。ところが2001年の光通信バブルによって両社は大打撃を受け、安藤電気は横河電機(現横河計測)に身売りし、キーサイトはほとんどの光測定器を製造中止にした(工場を売却した)。
現在のキーサイトは光パワーメータと光源などがラインアップに残っているが、当時のような主力製品群という位置づけではない。光スペアナやOTDRはやめたが、パワーメータと光源はオプティカルヘッドなどのモジュールオプションを共有して、測定システムを構築できること、共に光の基本測定器であること、から残したと思われる。横河に吸収された安藤電気は多くの通信測定器から撤退したが、光測定器だけは守り通し、AQ6370などの光スペアナは世界No.1モデルである。

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