計測関連用語集

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詳細説明

オッシロ

読み方:

おっしろ

カテゴリー:

#オシロスコープ

オシロスコープ電磁オシログラフ(アナログオシロスコープ以前の1920年頃から使われていた波形測定器で、レコーダの1種)に「オシロ」という表記があるが、オシロではなく「オッシロ」という表現(表記)が1960年頃は一般的だった。1964年9月に創刊されたエレクトロニクスの月刊誌「トランジスタ技術」10月号にはラジコン(※)の記事がある。トランジスタの採用によってラジコン装置がオーディオトーン式になった。オーディオトーン信号をアナログオシロスコープで測定した画像が掲載されている。その画像のキャプションは「オーディオトーンの波形をオッシロで見る」と書いてある。当時はオシロスコープのことをオッシロスコープと呼称していたことがわかる。
同じ号に、岩崎通信機から発売された新製品のアナログオシロスコープSS-3101の紹介記事を岩崎通信機の技術者が書いている。同社の当時のオシロスコープは「シンクロスコープ」と呼ばれ、記事には一言も「オシロスコープ」ということばが使われていないので、同社が他社の製品をオッシロスコープと呼んでいたかはかわらない。
同号のニュースページのEquipmentsコーナに、タイトル「オシロ用直流増幅器」で、三栄測器のDA-842/DA-422が紹介されている。説明文には「インク書きオシログラフ、電磁オシログラフまたはビジグラフと組み合わせて使う」とある。表現はオッシログラフではなく現在と同じオシログラフである。
1960年代にはオッシロとオシロが混在して使用されていたと推測される。1924年にYEW(株式会社横河電機製作所、現在の横河電機)は、逓信省電気試験所(当時)から国産化の要請を受け、「3要素型N-3」を開発したが、その名称は「携帯用電磁型オッシログラフ」といい、オシログラフではなくオッシログラフである。1920年当時はオシロではなくオッシロと呼称していたのかもしれない。オッシロスコープがいつ頃からオシロスコープに統一されたかは不明である。
そのほかの使用例としては、1967年に「自作できる測定器―バルボルからオッシロまで」が誠文堂新光社から刊行されている。

(※)ラジコンとはラジオコントロール(Radio Control)の略称で、R/Cなどと略記される。無線機を使って模型飛行機を操作し、離着陸や飛行を楽しむ趣味。ラジコン飛行機やラジコン操縦器ということばがある。日本では1950年頃から模型愛好家の間で普及した。トランジスタなどの半導体の進歩、普及によって操縦器は小型化、高性能化した。アマチュア無線ほどの専門知識がなくても楽しめるので、子供から大人まで(特に男性)、愛好家が多かった。1960年代のTVアニメの草分けである鉄人28号は少年が操縦器を操作して、電波を使って巨大なロボット(鉄人28号)を操り、悪人を懲らしめるというストーリーで、男子の子供たちに人気だった。アニメに登場する操縦器はラジコン操縦器を連想させる。つまり当時のラジコンは最先端のハイテクを楽しむ趣味である。

参考記事
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