ウインドウ・コンパレータ方式
(window comparator method)
菊水電子工業の安全関連試験機器(耐圧試験で有名な
TOSシリーズなど)の機能。同社の用語集(製品総合カタログ)には、「被試験物の良否判定を行う際、あらかじめ上限値、下限値を設定しておき、自動的に結果判定を行える機能」とある。いわゆる、「良否判定をするコンパレータ機能」のことである。
windowは窓、comparatorは比較器(comparateが比較するなので、比較するもの、比較すること)。計測器では上限値と下限値を設定してその範囲内ならPASS/GO(良品)、範囲外ならFIRE/NO GO(不良品)を表示する機能を「コンパレータ」という。たとえばLCRメータで電子部品の検査をするときに、コンパレータ機能があると作業者の効率が上がる。DUT(測定対象)を次々と検査するときに使うのがコンパレータである。
windowはカタカナ表記で「ウインドウ」が通常だったが、PCのOSにWindowsが発売されたとき「ウィンドウズ」と表記されていたので、2文字目を小文字にする表記が普及した。現在は「ウインドウ」と「ウィンドウ」が混在している。上記メーカの表記は従来からの「ウインドウ」である(2024年9月現在)。