計測関連用語集

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詳細説明

インフィニオン・テクノロジーズ

読み方:

いんふぃにおんてくのろじーず

カテゴリー:

#半導体測定器

(Infineon Technologies)
[半導体デバイスメーカ]
ドイツの総合家電メーカ、Siemens(シーメンス)の半導体部門が独立した半導体デバイスメーカ。現在のシーメンスはヘルスケアに注力している(日本の松下電器が半導体部門を売却して、医療関連を強化しているのと同じである)。
インフィニオンは自動車を筆頭に、各種産業向けに半導体を製造・販売する多国籍企業。パワー半導体の2021年の世界売上ランキングで断トツのNo.1。参考までに、インフィニオンとオン・セミコンダクター(米国)、STマイクロエレクトロニクス(スイス)の欧米3社でシェア50%以上、続くのは国産の三菱電機、富士電機、東芝、ルネサスエレクトロニクス、ローム(合計約30%)と、パワーエレクトロニクスでは日本メーカも欧米に次いでいる(パワエレの半導体は、メモリのように韓国や台湾ではない)。
インフィニオンは2023年10月に、既存の車載マイコンより電力効率の高いTRAVEO T2G Clusterシリーズを発売した。Spansion(米国、スパンション)は、買収した富士通セミコンダクターのFRシリーズをベースに2014年にTraveoを発売した。富士通製の32ビットCPUがコアだったFRシリーズを、ARMのリアルタイム処理向けCPUにコアを変更してTraveoをつくった。インフィニオンのTRAVEOも旧FRを源流にしている。富士通の半導体デバイス(富士通セミコンダクター)はなくなったが、その製品が欧米の半導体デバイス会社に継承・発展している、という事例である。

参考用語
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