アンテナ
(antena)
無線信号を送受信する機器。アンテナは通信機器であり計測器ではないが、電波関連測定器の一部、またはオプションとして必須のため、計測器の1カテゴリーに分類されている。スペクトラムアナライザ(スペアナ)の中に分類されたり、電磁界強度計やEMC(Electro Magnetic Compatibility、電磁両立性または電磁適合性)測定器に分類されたりと、どのカテゴリーに入れるかは様々である。当サイトは障害・EMI測定器のカテゴリーにほとんどを入れているが、スペアナにも(スペアナのオプションとしての)アンテナが少数、入っている。使い方としては、RF測定器の信号発生器の出力端子やスペアナの入力端子に接続される。
アンテナの主な種類は形状で分けると、ダイポール、ループ、バイコニカル、ホイップなどがある。TV受信用には八木・宇田アンテナが有名である。また衛星通信にはパラボラアンテナが使われる。ダブルリジッドガイドアンテナなどのようにEMI測定に使われるアンテナ(EMIアンテナ)も数多くある。
計測器メーカのアンリツ、ローデ&シュワルツ、キーサイト・テクノロジーなどもアンテナをラインアップしているが、専業メーカの方が製品の種類が多い。たとえばキャンドックスシステムズ(国内)やETS-LINDGREN(海外)など。