μR
マイクロプロセッサを搭載した横河電機のペン/打点式のチャートレコーダの通称(※)。μR10000やμR20000などがある。正式な形名は4361xxや4371xx(xxはペン/打点のチャンネル数による)。 同社HPの製品ページでは、
データアクイジション/チャートレコーダ(記録計)/工業用チャートレコーダμR10000/μR20000
という階層で掲載されている(2022年6月現在)。
(※)横河電機の製品にはまるで形名のような通称があり、形名と混同しやすい。μR1000はまるで形名のようで紛らわしいネーミングである。製品カタログやHPにはこの通称(μR〇〇)が目立つように大きく記載されているが、いざ注文するときは「100mm、4ペンだと、形名436104」となる。μRは仕様を特定できない文字列なので形名ではなく通称(愛称)である(通称ならばもっと通称らしい命名が望ましい)。形名と紛らわしい通称については当用語集の「通称」や「形名」の解説を参照されたい。
参考記事:記録計・データロガーの基礎と概要 (第2回)・・μR10000の内部構造を解説。
計測器情報:μRの製品例