計測関連用語集

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DVD評価用測定器(でぃーぶいでぃーひょうかようそくていき)

DVD(Digital Versatile Disc)を翻訳すると「デジタル多用途(多目的)ディスク」。デジタルデータの記録媒体である第2世代光ディスクの1つだが、2000年代以降に映像記録の主要メディアになり、2020年現在も使われている。VHS(家庭でTV録画に普及したテープ)や1980年代に流行ったレーザーディスク(LD)を置き換える形で普及した。 形状や記録・読取方式はCD(コンパクトディスク)とほぼ同じだが記録容量がCDの約6倍になるため、CDでは不可能だった長時間映像の記録が可能になった。CDと同じく細かい溝の彫られた樹脂製の円盤をドライブ装置内で高速回転し、溝に沿ってレーザー光を照射してデータの読み取り/書き込みを行う。規格策定は業界団体のDVDフォーラムが行なっている。コンピュータなどのIT機器(情報機器)でもデータ記録メディアとして利用されている。 DVDが普及する時期には、ジッタを評価するジッタメータやタイムインターバルアナライザなどのオーディオ・ビデオ測定器が活躍した。菊水電子工業や横河電機(現横河計測)がつくっていた。2004年秋に電波新聞社が刊行した電子計測器&システム[ガイドブック]2005の「オーディオ・映像機器用測定器&システム」の冒頭では「DVDなどの光ディスクに関する規格とその評価測定器」について菊水電子工業が解説している(もちろん計測器としては同社のタイムインターバルジッタアナライザKJM6775が写真付きで紹介されている)。静岡県浜松市にあるパルステック工業には光ディスク評価装置があり、現在も現役である。 青色LEDの発明によって、2003年頃からBlu-ray Disc(ブルーレイディスク)の生産が始まり、DVD評価用の測定器は活況になった。アドバンテストからエーディーシーに移管された計測器群の中には光パワーメータがあるが、光通信で使う波長ではなくBlu-rayのようなより短波長の領域をカバーしたセンサをラインアップしている。同社HPの光測定器ページには「光ディスクの開発や生産ラインに最適」や「ブルーレイ対応まで選べる9品種のセンサ」などのうたい文句が書いてある(2022年12月)。つまり同社のOPMはアンリツや横河計測(旧安藤電気)のような光通信(光ファイバ通信)向けではなく、DVDなどの家電製品をターゲットにしていることが明白である(同社の光計測器はOPMだけで光源や光スペクトラムアナライザ、OTDRなどの光通信測定器はない)。

DUT(でぃーゆーてぃー)

(Device Under Test) 被測定物、測定対象のこと。計測器の用語としてはインピーダンス測定(LCRメータやネットワークアナライザ)で主に使われる。対象がデバイスのため、半導体試験でも使われる。 「読み方は英語圏では“ダット”」という解説をみかけるが、日本語でダットというとオーディオ関係の「DAT(Digital Audio Tape)、音声をデジタル信号化して記録したテープ」を指す。計測器でダットだと、「DAT(Digital Audio Taperecorder)、オーディオ用のカセットテープなどにデジタル化した信号で録音できるテープレコーダ」。つまりDATデータレコーダなどを指している。

DRAM(でぃーらむ)

(Dynamic Random Access Memory) 半導体メモリの代表的な1つ。比較されるもう1つの代表が「NAND型フラッシュメモリ」。DRAMのメーカは世界に数社しかなく、特に次の3社で寡占状態と言われる。韓国のSamsung(サムスン)とSK Hynix(ハイニックス)、米国のMicron(マイクロン)。 半導体メモリには「揮発性」と「不揮発性」の2種類がありる。揮発性とは電気が通っている(PCで電源をONにしているとき)だけ、データを記録できる。不揮発性とは電気が通っていないときでも(電源をOFFにしても)データを保管している。前者の代表がRAM(ラム)で、後者はROM(Read Only Memory、ロム)やフラッシュメモリ。RAMはPC内でOSが作業をするワークスペースや、データの一時保存に使われる。ROMはRAMのように書いたり読んだりできず、一度記録したデータを読むだけで、フラッシュメモリは記憶装置(ストレージ)に使われる。DRAMは通電中でも定期的にデータの書き直し(リフレッシュ)が必要だが、トランジスタとコンデンサ1組で1ビットを記憶するというシンプルな構造のため、コンピュータの主記憶装置に採用されている。リフレッシュの不要なSRAM(Static RAM)もある。 DRAMの規格はDDR(Double Data Rate)と呼ばれ、読み書きの速度などが規定されている。最新規格は第4世代のDDR4で、最速のDDR規格として2014年頃から使われている。通信規格などのコンプライアンス試験ができるアナライザであるGHz帯域の広帯域オシロスコープ(高速オシロ)には、DDR評価用のソフトウェアオプションがテクトロニクスやキーサイト・テクノロジーなど各社から販売されている。 半導体メモリは半導体デバイスの代表で、その売上規模は市況を左右している。世界的な半導体テスタメーカであるアドバンテストは1970年代にメモリテスタやLSIテスタを開発し、1980年代、1990年代の半導体の進歩(大容量、高速化)に伴い、半導体テスタも追従して高速化させた。メモリテスタが優れていた同社は、半導体メモリの規模拡大(普及)と共に世界No.1の半導体テスタメーカになった。 半導体は需要と供給の関係から数年おきに売上額が大きく変動してきた(シリコンサイクル)。半導体メモリも2008年から2009年のリーマンショック時期に売上が激減(前年比約40%減)し、2022年からは5回目の波の底にある。DRAMの3メーカは寡占によって波の底を乗り越えてきたが、エルピーダメモリ(※)が経営破綻したように、赤字から会社消滅になることもある。半導体メモリは脚光を浴びてはいるが決して安定した事業ではない。 (※)エルピーダメモリ(Elpida Memory,Inc.)は1999年に日立製作所と日本電気のDRAM事業を統合して設立。2000年にElpis(ギリシャ語で希望)から「エルピーダ」に社名変更。当時は国産で唯一のDRAM専業として、世界シェアは韓国のサムスン電子、ハイニックスに次ぐ3位だった。2003年には三菱電機のDRAM事業を吸収するなど注目されたが、設備投資が負担となり上位2社に追いつけず2012年に経営破綻した。4位のMicron Technology(マイクロン・テクノロジー)に売却され、マイクロンは世界3位となった。 半導体の歴史を書いた「CHIP WAR(チップ・ウォー)」が2022年秋に米国で出版された(著者は1987年米国生まれの経済史家)。半導体は戦略物資として国家間で攻防が繰り広げられた様が描かれている。2023年春には翻訳されて「半導体戦争」が出版され、日本のデバイスメーカが世界市場から転落した顛末が(米国視点ではあるが)よくわかる。1980年代、日本の半導体デバイスは世界を席巻していた。DRAMで世界No.1だった米国メーカは1986年には日立、東芝、日本電気などに追い抜かれ、日本メーカがDRAM市場を独占した。日米半導体摩擦が起き、米国は韓国のサムスン電子を支援して育成し、日本企業の独占を阻止した。それ以降も同様に、オランダのASMLを支援して露光装置に強い日本企業を排除している(EUV)。 ただし、2010年代後半頃から米国は中国を排除する方向に方針転換した。米国の構築する半導体サプライチェーンでは、日本も重要な位置づけになったことが、2022年のRapidus(ラピダス)設立につながっている。Rapidusは国産半導体デバイスの復権をかけて、2027年に2nm半導体の量産開始を目指すが、前途は容易ではない。

DisplayPort(でぃすぷれいぽーと)

液晶モニタなどのディスプレイのデジタルインタフェース規格。一般のOAパソコンなどはHDMIだが、ビジネス/プロユースのPCはDisplayPortが採用されている(2023年現在)。 1990年代までPCのモニタの主流だったCRTはVGA(アナログインタフェース)だった。2000年代にDVI(デジタルインタフェース)に置き換えが始まったが、2010年代にはデジタル家電のHDMIも登場し、PCへ普及した。ノートパソコンなどの可搬型機器ではDVIよりもサイズを小型化したい要望があり、標準化団体VESA(Video Electronics Standards Association)によってDisplayPortが策定された(2006年5月に1.0を発表)。2007年1月には、UDI(Unified Display Interface)規格を推進してきたインテルがDisplayPort支持に転向したことで普及が加速した。

DIP(でぃっぷ)

(Dual In-line Package) 多ピン半導体の形状の1つ。平たい長方形の両長辺に外部入出力用のピンを下向きに並べた形状をしている。現在もっとも普及している半導体パッケージの形状。 この形(外観)を真似た電子部品のDIP(ディップ)スイッチは多チェンネルの小型スイッチとして、電子機器に良く使われている。電子部品を使う回路設計の技術者の間では違和感なく「DIPスイッチ」は受け入れられているので、DIPという表現は半導体専門の用語ではなく幅広いといえる。

div(でぃびじょん)

オシロスコープ (オシロ)の表示画面にある約1cmの大きな目盛り(線)を1ディビジョン(division)という。一般的なベンチトップのオシロの表示画面は横軸(時間軸)は10分割(10div)、縦軸(電圧軸)は8分割(8div)が多い。広く普及している周波数がMHz帯域のモデル(10万円程度)も、1億円の110GHzの広帯域モデル(高速オシロ)も表示画面のサイズやdivは同じである。 たとえば時間軸の設定を100ns/divにすると、 横軸1目盛りが100nsになるように表示される。このように1目盛りをdiv(またはDIV)と表記する。時間軸と電圧軸の設定は「10mV/div」のようにオシロの画面のどこかに表示される。divisionは「分割」の意味。 ポータブルやハンドヘルドは画面の大きさは小さくなり、ベンチトップの10div-8divよりは少ない。

DIN EN ISO(でぃんえんあいえすおー)

欧州規格、国際標準化機構の規格として制定されたものを、内容を変えずにそのままDINとして採用したもので、ドイツ規格協会が制定する、ドイツの国家規格。DIN(Deutsches Institut fur Normung:ドイツ規格協会)、EN(European Norm:欧州規格)、ISO(International Organization for Standardization 国際標準化機構)(フィッシャー・インストルメンツの膜厚測定、素材分析、材料試験、表面特性解析に関する用語集より)

DCシグナルソース(でーしーすぐなるそーす)

日置電機の7011の品名。計装システムのメンテナンス向けの可搬型の直流信号発生器(現在は生産中止)。フィールドユースの電流電圧発生器の1種。似た機種としては横河計測のコンパクトキャルが現役モデルとしては有名。

Datron(でーとろん)

2000年頃に存在した、校正器9000シリーズを作っていた海外の計測器メーカ。現存していないため、どんな機種群のラインアップだったか詳細は不明。2000年当時、横河電機が販売店をしていた。その後、Wavetek(ウエーブテック)、Fluke(フルーク)に製品は引き継がれた。現在のフルークの校正器を作っているフルーク・キャリブレーション社にはもうモデル9000は無い。ただしDatronのユニバーサル校正器9100とフルーク・キャリブレーションの現役モデルであるオシロスコープ校正器9500Bは外観と、表示パネルや操作部のレイアウトがほぼ同じである。9100はフルーク製品として生産中止になったが、(2000年以降にWavetekに吸収される前の)Datron製品である。データロガーで有名なDEWETRON(デュートロン)と名前が似ているが全く違うメーカである。 参考用語:マルチキャリブレータ

dB(でーびー)

デシベルの単位表記。物理量の比を示す単位にB(ベル)がある。ベルを1/10した単位がdB(デシベル)。bel:アレクサンダー・グラハム・ベルから命名。ある基準値に対して常用対数のX乗である値をX[B](エックス・ベル)と表記する。2つの値YとZの比が10のX乗のとき、X[B]である。電気の世界では小さな値から大きな値までを扱うので、何倍かを対数で表す。周波数特性(横軸:周波数、縦軸:利得)をlogスケールの目盛りでプロットして、低い周波数から高い周波数まで広い範囲を示すように、何千倍もの比較を少ない数で表せるのがベルの特長である。音の強さ(音圧)や、電圧、電力など、パワーとよばれる値はほとんどデシベルが使われる

dBm(でーびーえむ)

電波(無線通信)や光ファイバ通信(光通信)で使われる単位。電力で振幅差の非常に大きい信号を取り扱うために、1mWを基準(=0dBm)としてP(dBm)=10×log10(P(mW))で変換した単位系であるdBmという単位がよく使われる。mWが基準のdBなので「デービーミリワット」とも呼ばれる。例えば1Wの場合は、P(dBm)=10×log10(1,000mW)=30dBm、1µWの場合、P(dBm)=10×log10(0.001mW)=-30dBmと表現される。

dgt(でじっと)

確度の仕様で使われる略記。デジタル表示する測定器の最小桁の数値のこと。dgtはdigitの略で数字を表す。±Bdgt(Bは一桁の整数)と表記して、読み取り値(rdg)に±Bを加えた誤差が確度になる。詳しくは用語「確度」を参照。

digit(でじっと)

翻訳すると「桁」。計測器では、デジタル表示の場合、最下位の桁の1カウント分を意味する。読取り値(表示値)と合わせて計測器の精度、誤差を表現する時に使われる(詳しくは用語「確度」の解説を参照)。たとえば「±1digit」は最後の桁にデジタルカウントの誤差が1カウントあることを意味する。デジタルの表示値が 100.0Vのときは、精度は999.9V~100.1Vになる。つまり0.2Vの誤差がある。表記は「dgt」もある(計測器のカタログでは電圧などの測定確度の項目にdgtの略記が使われることが多い)。 日本アビオニクス株式会社の「赤外線や工業計測器に関する用語」ではdigitの例を次のように解説している。「入力値:20(mV)、最小分解能:1(μV)、測定確度:±0.05%rdg±4digtのときの誤差は、±0.05%rdg:20×10E-3×0.05×10E-2=10E-6(V)、±4digt:4×1×10E-6=4×E-6(V)より、±(10+4)E-6(V)が誤差となる。」 digitは元々「指」の意味があり、指を使って数を数えることから、数字や桁を表すようになったといわれる。「数で表現できること」をdigital(デジタル)と呼ぶのは「指で数える」ことからきている。デジットはデジタルの語源になることばである。

Default Setup(でふぉるとせっとあっぷ)

オシロスコープの設定を初期化(イニシャライズ)するボタン。代表的なオシロスコープはこの表示が多い。テクトロニクスの4000シリーズ(DPO4000〜最新のMDO4000まで)にはこの表示のボタンが前面の下部にある。横河計測のDLM2000シリーズは操作部の上段左端にSETUPの表記の下にDEFAULTのボタンがある。

DEWEsoft(でゅーそふと)

2000年にスロベニアで設立されたデータロガーのメーカ。製品名はSIRIUS(シリウス)など。元々はオーストリアのデータロガーメーカDEWETRON(デュートロン)の解析ソフトウェアの名称。世界中の自動車産業ではDEWEsoft社のデータロガー(解析ソフトを含む)が使われている。日本の鉄道産業で採用されているドイツimc社のCRONOS(クロノス、CRONOS PLやCRONOS compact)とFAMOS(ファモス)同様に、強力な解析ソフトウェア(バックエンド)を備えたひずみデータロガーである。日本法人はデュージャパン株式会社という。

DEWETRON(でゅーとろん)

オーストリアのデータロガーのメーカ、DEWETRON GmbH。DAQ(Data Acquisition、データアクイジション)システムとしては、ハードウェアのDEWE2、DEWE3、TRIONなどのデータロガーやパワーアナライザがある。バックエンドを担う解析ソフトウェアはOXYGENという。2020年にはPU[REC](Pure Recording)というアナライザを発売している。 同社HPには「DEWETRONは1989年にPCベースの測定機器のサプライヤとして設立された」とある。世界中の自動車業界で採用され、ひずみ計測(データ集録とデータ解析)で有名になった。レコーダのサンエイといわれた三栄測器が1990年頃に日本の販売店をしていた(当時はNEC三栄株式会社の特販部が売っていた)。2007年頃に販売契約が解消したようで、NEC三栄はその後にDEWETRONと競合するようなモデルを開発している。特販部は2007年に独立して「デュートロン・ジャパン株式会社」になった(つまりDEWETRONの日本法人である)。ただし2008年にはオーストリアの計測器メーカDEWEsoft(デューソフト)の販売店になり、デュージャパン株式会社に社名変更している。現在のDEWETRONの総代理店は日本電産リード株式会社がしている。 DEWETRONとDEWEsoftの関係を説明する。日本の鉄道業界に採用されているひずみデータロガーであるドイツimc社のCRONOS(クロノス、CRONOS PLやCRONOS compact)はFAMOS(ファモス)という解析ソフトウェアが有名で、ハードウエア(データロガー)はCRONOSを使わないが、バックエンドのデータ解析にはFAMOSを使うケースがあるくらいである。つまりひずみや振動などの測定は、データ収集後の処理が重要である。DEWETRONの解析ソフトウェアはDEWEsoftといった。DEWETRONといえばDEWEsoftで後行程のデータ解析ができることが特長の1つだった。ところがDEWEsoftの開発部門は2000年頃に独立して別会社をつくった。DEWETRONはDEWEsoftの使用権を(猶予期間を経て)失った。そのため、冒頭で述べた新しいプラットフォームを開発して、モデルを一新した(DEWEsoftに代わるOXYGENをつくった)。つまり、それまでの自動車業界に納品されている実績あるDEWETRONではなく、新しい新生DEWETRONが、現在のDEWETRONである。 DEWEsoftで解析できることが自動車業界に採用されたDEWETRONであるならば、DEWEsoftが今のDEWETRONともいえるが、ひずみデータロガーの老舗DEWETRONは、分裂してDEWEsoftとの2社になった。

DrDAQ(どくたーだっく)

英国のPC制御型計測器の老舗、Pico Technologyの多機能データロガーの名称(通称)。DAQはData AcQuisition(データ・アクイシジョン)の略記でデータ集録機器のこと。

Druck(どらっく)

圧力計の老舗計測器メーカ。マノメータや圧力キャリブレータなどをラインアップしている。原子力発電所の設備として、圧力校正器や圧力発生器ではトップシェア。定検などで大量に使われる。Druckは1972年に英国で創業し、圧力センサから圧力計測器までをラインアップした。PACE(ペース)社の圧力校正器も吸収した。日本には1990年代にドラック・ジャパン株式会社があったが、2002年にDruckがGEに買収され、現在のDruckはBaker Hughes社(日本ベーカー・ヒューズ株式会社)になっている。ただし現在でもDruckは圧力測定器のブランドとして健在である。Baker Hughesは流量計のPanametricsや、工業用内視鏡などのWaygate Technologiesなどの複数の製品群をもつ、OIL&GASの世界的な会社である。 計測器としての圧力計である マノメータは横河計測や長野計器もつくっている。海外製ではMichell(ミッシェル)やMARTEL(マーテル)、大手技研が取り扱っているFluke(フルーク)の圧力校正器などがある。 参考記事:【展示会レポート】IIFES(アイアイフェス)2019・・Druck製品を取材。