計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
計測・測定に関連する用語全般が収録されており、初めて計測器を扱う方でも分かりやすく解説しています。
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マイクロホン(まいくろほん)

(microphone) 音を検出する物理量センサ。音響機器の1つだが、騒音計や音響計測器の重要な製品である。「マイクロフォン」という表記もされる。一般には略して「マイク」と呼称されている。 マイクロホンの種類は分類の仕方がいくつかあり、たとえば構造によってダイナミック型、リボン型、コンデンサ型などがある。アンテナと同じくマイクロホンにも指向性があり、指向性で種類を区分していることも多い。 音響機器として、計測器メーカ、オーディオメーカなどがラインアップしている。音楽家がコンサートで使うので音楽関連の重要な機材でもある。

マイクロメータ(まいくろめーた)

(micrometer) ねじを回転させ、その回転角に比例して移動する距離を精密に測定する機器。精密なねじ機構による「精密長さ測定器」。本尺と副尺によって長さを計測するノギスよりも高精度だが、ノギスよりも測定に時間がかかる。測定レンジは25mmごとに決められている(0~25mm、25~50mmなど)。語源はmicro(小さい)とmeter(測定)を組み合わせた造語で17世紀後半から使われ始めた。ノギスとともに、精密な長さ測定の代表モデルである。 ノギズやマイクロメータ、ストップウォッチは原子力発電所の定検で良く使用される。 メーカはノギスとともに株式会社ミツトヨが有名。シチズンファインデバイス株式会社は接触式変位センサ(電気マイクロメータ)という製品をつくっている。いわゆる電気計測器メーカはマイクロメータはつくっていない。 計測器情報:マイクロメータの製品例

マイコン(まいこん)

2つの意味がある。 1.マイクロコンピュータ(microcomputer)の略で、マイクロプロセッサ(MPU)を使用したコンピュータのこと。現在のパソコンは、黎明期にはマイコンと呼ばれていた時代がある(8ビットのパーソナルコンピュータが世の中に出た頃はマイコンと呼ばれていた。マイクロプロセッサを利用した個人用小型コンピュータを指してマイクロコンピュータ、略してマイコン)。 2.マイクロプロセッサやマイクロコントローラ(Microcontroller、MCU:Micro Control Unit)の略で、組込みシステム向けのICチップのこと。 マイコンとマイクロプロセッサは異なる、という説明もあるが、どちらもCPUを搭載したコンピュータで、分類としてCPUと呼称されることも多いため、違いの定義は難しい。2つのことばは以下のように説明される。 ・マイコン(Micro Controller Unitの略、MCU):CPUを搭載し、メモリなどを一つのチップにまとめたもの(1チップマイコンとも呼ばれる)。 ・マイクロプロセッサ(Micro Processor Unitの略、MPU):CPUそのもの、またはCPUの機能をチップに集積したもの。グラフィックスプロセッサ(GPU)など、特定の処理に特化したものもある。 マイクロプロセッサを使った組込みシステムの開発に使う計測器であるICE(In Circuit Emulator、アイス)は「マイコン開発支援装置」と呼ばれる(マイクロプロセッサ開発支援装置とは呼ばれない)。ここでいうマイコンとは「マイクロプロセッサを使った機器」の意味だが、「マイクロプロセッサの略」という説明も可能である。 マイコンの正式名称は次の3つとも説明できる。 1.マイクロコンピュータ(Microcomputer)・・コンピュータ製品 2.マイクロコントローラ(Microcontroller)・・組込み製品の部品 3.マイ・コンピュータ(My computer)・・個人のコンピュータ(過去の呼称で、現在ではパソコン) マイコンを計算する物と捉えると、1のようにコンピュータ製品と解釈できる。ハードウェアを制御して製品機能を実現する物と捉えると、2のように組込み製品の一部分と解釈できる。組込み製品の部分という意味で、マイクロコントローラユニット(Micro Controller Unit、略記:MCU)という呼称になる。 総括すると、マイコンとマイクロプロセッサはほぼ同義で、使われる場面や文脈によって使い分けられているといえる。自動車に搭載されるマイクロプロセッサを車載マイコンと呼んでいる。文献によってはマイクロコントローラ、マイクロコンピュータなど様々な表現がされる(以下の参考記事を参照)。

埋設物探査器(まいせつぶつたんさき)

構造物の中にある見えないケーブルや鉄筋などの位置を探査する機器。電磁波レーダー方式が多いので、地中探査レーダーという名称の機器もある。鉄筋探査機という機種もある。道路工事や建築現場で使用される。たとえば建築物に追加工事をするとき、壁の内部の鉄筋の位置を特定するために使われる。道路工事の際に、地中に埋まったケーブルの位置を特定して、それを傷つけないように作業を行う。メーカは国内外の数社の製品が流通している。メンテナンス・レジリエンス(日本能率協会主催)やハイウェイテクノフェア (高速道路調査会主催)などの展示会に多くのメーカが埋設物探査機を出展している。

マイナスイオン測定器(まいなすいおんそくていき)

マイナスイオンを測定する機器。マイナスイオン(minus ion)は大気中に存在する負の電荷を帯びた分子のこと。空気清浄器など健康関連の家電製品でこの言葉が有名になった。それらの家電製品の性能をPRするときに、イオン測定器は便利である。可搬型が多く、通販で販売されている。

MIMO(まいも)

( multiple-input and multiple-output)複数のアンテナを送信機と受信機の両方に使い、通信品質を向上させる技術。

マイクロウェーブ展(まうくろうぇーぶてん)

(Microwave Exhibition) 電子情報通信学会のAPMC国内委員会が主催する、マイクロ波技術関連イベントの展示会を指す。正式にはMicrowave Workshop&Exhibitionで、略記のMWEという記述を多く見かける。学会が開催するワークショップと併設する展示があり、毎年11月末にパシフィコ横浜を会場として展示会は開催される。RFに関係する計測器メーカはほとんど出展する。 一般法人などの業界団体ではなく学会が主催していることが特長。無線通信の新しい技術などが展示される(たとえば2018年には自動車に無線給電する展示があった)。コロナ禍で2020年~2022年はオンライン開催となった。2023年にはCeyear社(中国山東省青島)やSiglent Technologies(シグレント)などの中華系計測器メーカがネットワークアナライザなどの高周波のモデルを出展している。EMCアンテナやシールドボックス(電波暗箱)などの計測器周辺機器(計測用途で使われる機材)や導波管、高周波プローバなどの部品を、国内、海外メーカが出展している。 展示会の出展品目は(展示会の案内によると) ①材料・基板、➁半導体素子、➂通信用モジュール、部品、④電子部品、 ➄測定装置・加工装置(オシロスコープ、スペクトラムアナライザ、デジタル信号発生器、ネットワークアナライザ、RFパワーメータ、テストフィクスチャ、自動測定システムなど) ⑥ソフトウェア・シミュレータ(高周波の電磁界解析、高周波回路シミュレータ、フェージングシミュレータ、ノイズ解析など) ➆エンジニアリング・製造委託(フィルタ・アンテナ等各種マイクロ波回路設計・製造、材料評価、EMC評価 など)

前工程(まえこうてい)

半導体の製造工程には前工程と後工程がある。回路をつくるためのフォトマスクを積層される層ごとに製造した後から半導体ウェーハをつくるまでを前工程、ウエーハを切ってチップをつくるのを後工程という。ウェーハは直径5~30cm位の円柱状のシリコンを薄く切ったもの。ウェーハ表面には数10から数100の同一の半導体(LSI)が格子状に並んで生成される。半導体はトランジスタ層の上に配線回路層がある。それぞれの層で成膜、パターン転写、エッチングを繰り返して、つくり込む。 半導体製造装置としては単結晶のインゴット(円柱状のシリコン)をつくるシリコン引き上げ装置、成膜装置(CVD)、パターン転写をする露光装置、薄膜にパターンをつくるエッチング装置などがある。シリコン引き上げ装置はSUMCO(※)、露光装置(※※)はニコンとキヤノンなど、国産メーカが高い世界シェアを持っている。半導体デバイスでは韓国や台湾、米国メーカが強く、1980年代に日本にあったデバイスメーカはほとんど無くなったが、半導体の材料と製造装置では国産メーカは世界を相手に健闘している。日本から材料と機械を輸入しないと韓国のサムスンは半導体がつくれない。 前工程は印刷によるウエーハ作成、後工程は切り分けによるチップ作成で、2工程とも最後に半導体テスタによる試験・検査が行われる。前工程は多ピンの治具によってウエーハを試験する。 (※)住友と三菱のシリコンウエーハ事業が統合した会社。三菱住友シリコン株式会社が2005年に株式会社SUMCOに社名変更。SUMCOはSiicon United Manufacturing COraporationの略。シリコンウエーハの世界シェア約3割でトップといわれている。 (※※)線幅が小さい先端半導体は今後、従来の露光装置からEUV(極端紫外線)を使った装置に移行するといわれている。

巻線試験器(まきせんしけんき)

(winding tester) モータなどのコイル(巻線)の電気的特性を試験する機器。別名: コイルテスタ、コイル試験器。製品としては日置電機インパルス巻線試験器ST4030A、ウェーブクレスト株式会社インパルス巻線試験機IWT-5000A(海外製品)、光洋電子工業株式会社(※)コイルテスタKL-900シリーズ(元は國洋電機工業の開発・製造)。 集中回路定数はR(抵抗)、C(キャパシタ)、L(インダクタ)の3つで、Rを測定する専用器は多数ある(絶縁抵抗計、ミリオームメータ、接触抵抗計、アーステスタなどなど)。Cを測定するキャパシタンスメータは、以前はあったが大手計測器メーカは生産中止した(コンデンサなどの部品を測定するニーズが無くなったと推定)。静電容量ではなく誘電体損(tanδ、タンデルタ)の測定器は現在も健在。Lを測定する専用器としての「インダクタンスメータ」とでも呼べる製品は無い(部品であるコイルのインダクタンスを測定して受入検査をするニーズは無かったと推測)が、巻線を測定して良否判定する巻線試験器は昔からあり、現在も数社が現役モデルを販売している。これらはいずれも回路素子測定器のカテゴリー(機種群)に分類される。 余談だが、計測器の品名は「機」よりも「器」を使うことが多い。ただし一般的な電気機器は「機」を使うことが多く、「試験機」のほうが「試験器」よりも使われている。そのためウェーブクレストの品名が「試験機」なのは道理である。ただし計測器専業メーカである日置電機の品名は「試験器」である。微少と微小、擬似と疑似、などと同様に「品名はメーカが独自に命名する」ので、計測器の名称には注意が必要である。 (※)光洋電子工業は2022年10月1日に株式会社ジェイテクトエレクトロニクスに社名を変更。

真北測定器(まきたそくていき)

真北を測定する機器。

巻き取り(まきとり)

NTTの用語。携帯電話などの通信サービスで、古いサービスの契約者に新しいサービスに契約変更してもらうこと。たとえばアナログの携帯電話(2G)からデジタル(3G)に契約者の移行を促進して、古いサービスを終了させるなど。800MHz帯域のサービスをやめて1.5GHz帯で新しいサービスを始めるときは、「800Mを1.5Gで巻き取る」という言い方をする。 無線の通信計測器メーカの営業マンは計測器レンタル会社の購買部門に訪問して「モデル〇〇は巻き取り需要があります」という情報提供を行う。このことばの意味は「モデル〇〇の品揃え(在庫状況)に注意してください。巻き取り需要でこのモデルの急な引合がきても在庫が無いと対応できなくて、他のレンタル会社(競合)に受注されてしまいますよ。モデル〇〇の発注を(他社に先駆けて)検討してください。当社は御社にだけ情報提供していないので、納期は発注順ですよ。」である。無線通信計測器にはこのような巻き取り需要がある。 NTTの用語ではあるが、無線通信の関係者は良く知っているため、一般的なエレキの技術誌でも使われている。たとえば「地上波放送は5Gに巻き取られる」という趣旨のタイトルの記事が2022年にある。総務省が4Kや8Kの次に次世代地デジ放送の技術を検討中だが、8Kは事実上は失敗していて、このままだと放送は通信の5Gに取って代わられてしまいそうだ、という内容の記事を、巻き取るという用語を使ったタイトルにしている。 無線通信の分野でNTTが使っている方言である「巻き取る」を記事に使う場合は脚注をつけて説明するのが望ましいと思える。無線通信の分野では、上記のように計測器メーカが使うので当用語集では説明しているが、「巻き取り」はニッチな方言で、計測器の技術者が全員知るべき基礎用語ではない。

膜厚計(まくあつけい)

(film thickness meter) 塗装膜の厚さを測定する機器。電磁式や渦電流式など、測定方式が複数ある。 ドイツのフィッシャー・インストルメンツがラインアップが多いが、国産メーカも複数社ある。

マグネトロン(まぐねとろん)

(magnetron)マイクロ波を発生させるために使われる真空管。電子レンジやレーダーに利用されている。電波であるマイクロ波を発生するので磁電管とも呼ばれる。電子レンジはマグネトロンをインバータで出力制御する構造になっている(インバータを使わない構造の製品もある)。

マシン語(ましんご)

(machine language)マイクロコンピュータ(マイコン、CPU)を動かすソフトウェアに関連する用語。マイクロプロセッサが実行できる命令が書かれた言語。実態は0と1が並んだ2進数の文字列。別名:機械語。

マスコン(ますこん)

マスター・コントローラー(master controller)の略称。日本語では「主幹制御器」。鉄道車両の運転台にある操縦かんのようなもの。運転手が鉄道車両の出力や速度を制御するために操作する装置。鉄道車両の電動車には床下にVVVFなどの電機品が装備され、モータを制御している。マスコンで電機品を制御して電車の速度を調整する。VVVFなどの電機品の設計・開発・試験にはデジタルパワーメータなどの、カテゴリー「電圧・電流・電力測定器」の機種群が使われる。鉄道用のVVVFなどのインバータには最先端のパワー半導体であるSiCなどが採用されて、省エネ・小型・効率化が始まっている(東芝や三菱電機が自社開発したSiCを搭載したVVVFを、東京メトロやJR東海の新幹線などに納入している)。そのため、半導体開発・試験用の計測器も関係する。 マスコンは計測器とは直接は無関係だが、「鉄道会社向けの電機品のメーカ」が顧客である計測器の営業マンにとって「マスコンは顧客と会話するための基本用語」である。

マスター/スレーブ・コントロール(ますたーすれーぶこんとろーる)

複数の電源機器を並列動作または直列動作にて出力電流あるいは出力電圧の倍増を行う時、1台の電源(マスタ)で他の電源(スレーブ)をコントロールする方法。定電圧設定や定電流設定などをマスター機に設定することによりスレーブにも反映するため、並列もしくは直列で連結した複数の機器があたかも1台の機器のように操作できる。「ワンコントロール」とも呼んでいる。(株式会社高砂製作所の用語集より)

マスタデータ(ますたでーた)

マスタデータとはデバイスに書込む元データのことを言う。マスタデータを書込む前に、PCアプリケーションによるUSB転送やマスタROM(マスタデバイス)のコピー等により、ROMプログラマのバッファメモリに格納しておく必要がある(一部データ転送が不要な機種もある)。ROMプログラマの機種によって、バイナリ、モトローラ、インテル HEXなどのファイル形式に対応している。(東亜エレクトロニクス株式会社 フラッシュサポートグループカンパニーの「書込みやプログラマに関する用語集」より)

松下通信工業(まつしたつうしんこうぎょう)

(Matsushita Communication Industrial Co., Ltd.) パナソニック(松下)ブランドの計測器をつくっていたメーカ。1958年に松下電器から通信/音響/計測機器などの産業向け電気機器を分離して設立された(つまり家電ではなく、通信などの工業・産業機器の子会社)。会社名は松下通信工業株式会社(本社は神奈川県横浜市)。「松下通工」の略称で呼ばれた。2003年1月に社名をパナソニックモバイルコミュニケーションズ株式会社に変更。パナソニックグループの再編で2022年に会社は解散。オシロスコープ(オシロ)などの基本測定器と、テレビ・オーディオ測定器のラインアップが豊富な、老舗計測器メーカだった。オシロの日立電子とFM/AM信号発生器の目黒電波測器が合わさったようなラインアップだったと筆者は思っている。 2003年以降の会社名(最終の社名)でわかるように、会社の主力事業は無線通信機器である。1995年にNTTドコモから、従来よりも大変小型な携帯電話4機種が発売され(mova、ムーバ)、後のガラケーのはしりとなったが、そのうちの1機種は松下通工がつくっている。端末だけでなく(無線に限らず有線も含む)通信機器全般をラインアップしていた。ネットには「松下通信物語」など、松下通工の概要や変遷、どのような「ものつくり」だったか、詳細な記述があるが、通信機器(電話機や移動体通信)のことばかりで、計測器についてはほとんど記録が残っていない。各カテゴリーの主要な計測器のモデルを以下に示す。計測器の形名はVP-xxxx(xは数字)。 電圧・電流・電力測定器:VP-2660B デジタルマルチメータ カウンタ:VP-4545Aエレクトロニックカウンタ オシロスコープ:VP-55xxシリーズ アナログオシロスコープ 信号発生器:VP-7201A RC発振器、VP-7402A ファンクションジェネレータ、VP-8132A標準信号発生器、VP-8253A AMステレオ信号発生器 テレビ・オーディオ測定器:VP-77xxシリーズ オーディオアナライザ、VP-8400A NTSC/PALシグナルジェネレータ、VP-8480A ISDB-Tアナライザ、VP-9680Aソフォメーター ラインアップはオーディオアナライザやステレオ信号発生器などのテレビ・オーディオ関連のラインアップが多く、TVの地上波が2000年代にデジタル化する際にはISDB-Tアナライザを発売している。デジタルオシロスコープも発売したオシロの老舗ではあるが、2000年以降のラインアップは最先端のオンリーワンモデルがほとんどなかったように思われる。たとえば横河電機(現横河計測)ならデジタルオシロスコープのDLシリーズ、アンリツなら携帯電話の測定器、安藤電気なら光測定器、というように「松下通工なら○○測定器」という、時代の先端を象徴するモデルが(ISDB-Tアナライザ以外は)みあたらない。テレビ・オーディオ測定器は地デジ以降に市場規模が縮小し、テクトロニクスやシバソクは撤退し、目黒電波測器は計測技研に吸収され、松下通工も計測器から撤退した。 松下ブランドのオシロスコープを知っている技術者はもう少ないと思われるが、当サイトが2023年1月に読者に行ったアンケートで、オシロメーカとして松下通工をあげた人が(少数ながら)いる。いまでも「使ったことがあるオシロのメーカはパナソニック」という人がいることは、同社オシロがそれなりに普及していたことを物語っている。 みんなの投票 第2弾 結果発表

MATLAB(まっとらぼ)

米国MathWorks社の数値解析ソフトウェア、プログラム言語の名称。計測器の中には、MATLABに対応しているモデルがある。

窓材(まどざい)

非接触温度計のサーモグラフィカメラ(熱画像計測器)で使用されるレンズはシリコンやゲルマニューム等が使用される。これを窓材と呼ぶ。理由は、通常の可視カメラで使用されているレンズは2.5μm以上の赤外線の大部分を吸収してしまうため。(日本アビオニクス株式会社の「赤外線や工業計測器に関する用語」より)