計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
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サードパーティ(さーどぱーてぃ)

(third party) 当事者ではない第三者という意味(third partyの和訳は第三者)。企業、期間、団体などで使われる。オリジナルメーカが開発した半導体やパソコン、ソフトウェアなどに対して、それと同等の製品や、それを製造・販売するメーカを指している。たとえばインテルの半導体のサードパーティであるAMD(Advanced Micro Devices)はオリジナルであるインテル製品(純正品)と同等の製品をつくり、純正品同様に流通して、製品の中に使われている。サードパーティ製品は一般的に純正品より安価だがほぼ同性能である。電子機器に使用される半導体メモリも純正品より安価なサードパーティ製品が販売されている。

サイリスタ(さいりすた)

(thyristor)電力用の開閉器などに使われている半導体素子。ゲート (gate) 、カソード (cathode) 、アノード (anode) の3端子がある。SCR(Silicon Controlled Rectifier: シリコン制御整流子)とも呼ばれる。カソードは陰極、アノードは陽極。電子管をソリッドステート(トランジスタなどの固体状態の素子)にしたものともいえる。

ザイリンクス(ざいりんくす)

(Xilinx) ザイリンクス(Xilinx, Inc.)は、FPGAなどのプログラマブルロジックデバイス(PLD)の半導体デバイスメーカ。1984年に米国カリフォルニア州サンノゼで創業。設計に特化して製造を外部委託するファブレス。同じころにサンノゼで創業したAltera(アルテラ)との2社が、2000年代にはFPGAのトップブランドだったが、ザイリンクスは2022年にAMDに吸収合併され、製品群はAMDブランドになった。アルテラも2015年にインテルに買収されているので、CPUの世界No.1(インテル)とNo.2(AMD)がFPGAのトップ2社を吸収して、ロジックデバイスで競っている状態である。さらに生成AIに必須となったGPUがロジックデバイスとして急成長していて、トップベンダのエヌビディアが(FPGAベンダを吸収した)CPUメーカ2社を追い上げている。ザイリンクスを吸収したAMDは2023年にエヌビディアの高性能GPUに匹敵する製品を発売して対抗している。ザイリンクスを買収したAMDはそのFPGA技術を活用して、半導体ベンダとしての地位を向上させている。 ザイリンクスという会社はなくなったが、そのFPGA製品群は健在で、FPGAはCPUに次ぐロジックデバイスである。

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