計測関連用語集

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AFG(えいえふじー)

任意波形/ファンクション・ジェネレータ(Arbitery/Function Generator)の略記。FG(ファンクションジェネレータ)で、AWG(任意波形発生器)の一部の機能を持つモデルのこと(メーカによっては“AWGの機能がある多機能信号発生器”という説明もあるが、他社のAWG製品も含めてすべての機能を包含しているかは不明なので、一部機能を持つモデルという説明が正しいと思われる)。AWGのトップベンダーであるテクトロニクス社のFGの型名は、以前からAFGである(AFG31000シリーズ、2018年10月発売)。「任意波形/ファンクション・ジェネレータ(AFG):アナログ/ミックスド信号発生器の一種で、安定した標準的な形状の波形を生成する。(テクトロニクスの冊子「信号発生器のすべて」の用語解説より)」

AG(えーじー)

Arbitery Generator の略。(=任意波形発生器)

AWG(えーだぶりゅじー)

2つの意味がある。(Arbitrary Waveform Generator)計測器としては任意波形発生器の略称。 ほとんどこちらの意味で使用されることが多い。 (American Wire Gauge)アメリカン・ワイヤー・ゲージという電線の太さなどの規格。米国のUL(Underwriters Laboratories Inc.、保険業者安全試験所)が策定している。電線の導体の太さを表す。電線の導体部分の直径を特定の割合で段階をつけ、「AWG 〇〇(〇〇は数字・記号)」と表記し、数字が大きいほど、導体の直径が小さく、細い電線になる。日本ではJISで電線の導体の太さを表す値を、SQ(スケア、またはスケと呼称)と表記する。SQは数字が大きいほどケーブル断面積が太い。「square mili-meter」(平方ミリメートル=断面積)の略記といわれる。AWGとSQの換算表がある。 参考用語:ファンクションジェネレータ 、任意波形ジェネレータ

FG(えふじー)

2つ意味がある。 1.Function Generator(ファンクションジェネレータ )の略記。 SGなどの信号発生器は主に正弦波を高精度に出力できるが、正弦波だけでなく、三角波、方形波(短形波)など多くの波形信号を出せる発生器をFGと呼ぶ。 SGはRF(高周波)、FGは低周波という使い分けがあるが、論文によってはFGとSGの使い分けは厳密ではない。広義の信号発生器、の中にFGやSGがあるが、人によっては信号発生器の意味でFGと略記している場合もある(SGもSignal Generatorの略記なので日本語では「信号発生器」だが、RFの信号発生器である標準信号発生器のことを通常は指している)。 当サイトではFGはカテゴリー「信号発生器(汎用)」に区分している。FGは正弦波以外のいろいろな波形を出力できるだけでなく、プログラムによってより複雑に変化する波形信号の作成も可能である(FGの国産代表メーカ、エヌエフ回路設計ブロックの製品など)。最近は任意波形発生器(AWG)の機能を持つFGも出現している。AWGというとテクトロニクスのモデルが有名で高速無線通信MIMO(マイモ)などの評価に使われているが、岩崎通信機が2020年に発売したFGの新製品SG-42xxシリーズの品名は「任意波形/ファンクション・ジェネレータ」である。当サイトはFGとAWGを別カテゴリーにして登録しているが、今後は両者は1つになる傾向が伺える(FGのAWG化、AWG機能の獲得)。 2.Frame Ground(フレームグランド)の略記。フレーム接地。 計測器に限らず、電気機器の筐体(フレーム)の電圧をグランドに合わせて、感電事故を防止すること。機器にFGと記載さ入れた端子がある場合がある。家電製品の洗濯機は水回りで使用するので、電源コンセントにはアース線を必ず接続している。これがFG(フレーム接地)である。FGを「シャーシ(筐体)グランド」と呼ぶこともある。

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