計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
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ジッタ測定器(じったそくていき)

ジッタ(パルス信号の時間方向のゆらぎ)を測定する機器。CD・DVDなどオーディオ・映像機器の評価に使うジッタメータが代表例。アイパターン測定はジッタ測定ともいえる。伝送品質の評価をするエラーレート測定もジッタ測定の1種といえる。オシロスコープ(ジッタ解析ソフトが必要)やタイムインターバルアナライザは広義にはジッタ測定器である。ジッタメータとタイムインターバルアナライザは同じ要素技術を元にしている(菊水電子工業にはタイムインターバルジッタメータ、という品名のモデルがあった)。このようにジッタ測定器の意味は広い。

ジッタメータ(じっためーた)

レコードプレーヤの回転ムラを検査するためのワウフラッタメータが原点で、その後、テープレコーダや光ディスクドライブの生産で時間の揺らぎ(ジッタ)を測る専用測定器(検査機器)となった。現在ではほかの方法で検査されるためジッタメータはあまり使われなくなってきている。横河電機(現横河計測)には光ディスクドライブ用ジッタメータのTA120Fというモデルがあった。計測器の分類としては、時間測定器の内のエレクトリック・カウンタ(略してカウンタ)の1種だが、用途は上記のようにオーディオ・映像機器である。ジッタメータはジッタ測定器の1種ともいえるが、「ジッタ測定器」というとより意味が広くなり、カテゴリー「カウンタ」の範疇には収まらない。たとえば「アイパターン測定の機能があるオシロスコープ」はジッタ測定器といえる。

周波数カウンタ(しゅうはすうかうんた)

(frequency counter)周波数を電気信号に変換し、さらに測定値をデジタル表示する機器。計測器の分類としては、時間測定器の内のエレクトリック・カウンタ(略してカウンタ)の1種。Hewlett Packard(HP、ヒューレット・パッカード、現キーサイト・テクノロジー)が1952年に最初の周波数カウンタHP 524A(10MHz)を発売してから、多くの周波数カウンタが作られるようになった。日本ではタケダ理研工業(現アドバンテスト)が1957年に国産初のTR-124Bを発売している。現在は国産では岩崎通信機がラインアップがある。横河電機やアドバンテストは生産中止になり、現存(後継)会社の横河計測やエー・ディー・シーはカウンタをつくっていない。周波数・時間の正確な測定器であるが、近年は需要が低く撤退したメーカが多い。参考記事:「ユニバーサルカウンタの基礎と概要」

周波数測定器(しゅうはすうそくていき)

周波数を測定する機器の総称。オシロスコープやカウンタなどがある。

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