計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
計測・測定に関連する用語全般が収録されており、初めて計測器を扱う方でも分かりやすく解説しています。
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ENOB(いーえぬおーびー)

(Effective Number Of Bits) ADコンバータの有効ビット 数のこと。ADコンバータの指標は分解能(ビット数)だが、もう1つの指標にENOBがある。分解能のビット数とENOBは異なる(ENOBは実測したSN比から計算式によって算出される)。2018年頃からオシロスコープ各社が高分解能モデルをラインアップした(従来、オシロスコープのADコンバータは8ビットだったが、テレダイン・レクロイが2012年に10ビットモデルを発売し、2018年以降に同業2社が追随した)。キーサイト・テクノロジーは高分解能オシロスコープの仕様にENOBを明記し、「分解能では不十分で、ENOBが重要である」という見解だが、他2社は特別に仕様欄に記載してはいない(つまり重要視していない)。「ENOBはメーカにとっては大切だが、ユーザは気にする必要はない」という見解もある。ADコンバータの代表的なデバイスメーカであるAnalog Devices(アナログデバイス)には「これほど年月を経てもENOBと分解能の関係は不透明」という技術資料がある。

EtherCAT(いーさきゃっと)

(Ethernet for Control Automation Technology) ドイツのベッコフオートメーション(Beckhoff Automation GmbH)が開発したリアルタイム性のある産業イーサネット技術。産業用ネットワークのフィールドバス規格。プロトコルがIEC 61158規格で公開され、オートメーション技術、試験・計測で活用されている。最近のオシロスコープはシリアル通信などの規格の解析ができ、EtherCATに対応したモデルもある。

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