計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
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リアクタンス(りあくたんす)

(reactance) 【電子工学で使われる電気に関する量】 電気工学ではインピーダンスを複素数(実数部と虚数部の和)で表現する。実数部は周波数によって変化しない抵抗成分で、虚数部はキャパシタやインダクタなどの、周波数によって値が変化する成分で、これをリアクタンスと呼ぶ。単位はΩ(オーム)。 インダクタによるものを誘導性リアクタンス、キャパシタによるものを容量性リアクタンスと呼ぶ。この2つの成分が打ち消し合って、見かけ上ゼロになると「共振」という現象が起きる。共振が起きる周波数を共振周波数と呼ぶ。

リレー(りれー)

(relay)一般には物を順々に次の人に渡すこと(運動会のリレー競争など)だが、物理の世界では電気回路を開閉するスイッチを指す。電圧、電流などの物理量の大きさ、周波数、ある値の継続時間などによって電気回路の開閉を制御する。別名、継電器とも呼ばれる。電力系統に使われる保護継電器(保護リレー)は代表例。リレーは開閉器なので、回路図ではスイッチとして表記される。スイッチは1回路に1つのスイッチがある単極単投(1回路1接点)のSPST:Single Pole Single Throwや、接点が2つあり2回路の2極双投(2回路2接点)DPDT:Double Pole Double Throwなど多種ある。リレーのメーカとしてはオムロンやパナソニックが有名。電力用の保護継電器は受変電機器を作っている重電各社(東芝、日立製作所、三菱電機、富士電機など)がラインアップしている。リレーは日本語で継電器とも呼ばれ、電流や電圧の急激な変化から電気回路を保護する役割をするリレーを保護継電器という。保護継電器を評価する総合試験器が、保護継電器試験器(保護リレー試験器)で、リレーがアナログの時代は京濱電測器株式会社がつくっていた(同社の技術資産を継承したデンソクテクノ株式会社が2000年に設立されている)。現在は株式会社エヌエフ回路設計ブロック、株式会社双興電機製作所、株式会社 ムサシインテックの3社が保護継電器試験器やリレーテスタをつくっている。

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