計測関連用語集

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等価回路(とうかかいろ)

(equivalent circuit)抵抗(R)とコンデンサ(キャパシタンスC)やコイル(インダクタンスL)が直列や並列につながった回路を等価回路と呼ぶ。集中定数回路の要素であるR、C、Lを使い、実際の電気機器の構造を等価回路に置き換えて数値を測定・解析する。 LCRメータには等価回路を設定する機能がある。交流インピーダンス測定の代表的な計測器であるLCRメータは自動平衡ブリッジ法を採用している。ベクトル電圧計で基準抵抗とDUTの電圧(大きさと位相差)を測定してインピーダンスを算出する。R-C直列、R-C並列、R-L直列、R-L並列などの等価回路を選択すると、抵抗成分とリアクタンスを計算して表示する。 参考記事:LCRメータの基礎と概要 (第1回)・・電子部品の等価回路について解説。

トリマ(とりま)

(trimmer)電子部品の半固定抵抗器や半固定コンデンサをトリマ(またはトリマー)と呼称する。通常、形状は正方形で、プリント基板側に接続する端子(リード線)は3本あり、上面にはプラス(またはマイナス)ドライバで抵抗値(またはキャパシタの値、静電容量)を可変できる溝(つまみ)がある。トリマの抵抗値(または静電容量)は決まっている(固定)が、その値を微調整できる。部品のばらつきの調整や、回路の微調整が必要な箇所に使われ、調整が終わったら固定され、使用中に可変することは無い。そのため可変(たとえば可変抵抗器)と言わずに半固定と呼んでいる。トリマのことを「微調整用可変素子」と説明している例もある。 英語のtrimはととのえる/調整するの意味。trimmerは調整する物(整える/調整する、はarrnge/adjustで、trimとの違いは不明だが、動物の毛を刈りそろえる職業である犬・猫の美容師はトリマーと呼ばれている。この場合トリマーは「整頓する/手入れする人」の意味である)。半固定抵抗器は「トリミング抵抗器」、「トリマポテンショメータ」、「トリミングポテンショ」などとも呼ばれ、「抵抗」より「トリマ」や「トリミング」という表現が良く使われている。半固定コンデンサも別名トリマコンデンサと呼ばれる。

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