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- ケーブル長補正(けーぶるちょうほせい)
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LCRメータで誤差を少なくするための補正機能。LCRメータを装置に組込むときや測定対象の試料が大きく、LCRメータ本体に長いケーブルを接続しなければならないときに使う。ケーブルを延長することによりケーブルの配線抵抗と浮遊容量の影響を受けて、試料に印加される信号の振幅と位相に誤差が生じる。これらを補正するためにLCRメータではケーブル長を設定して補正できる機能を持っている。参考記事:LCRメータの基礎と概要 (第2回)の2回目・・補正について図解。
- ケミコン(けみこん)
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(aluminum chemical capacitor) アルミ電解コンデンサの通称。ケミカルコンデンサの略。安価で大容量のため電源回路に多用されるが、大きな円筒形のため、機器に実装するときに場所を取る部品である。 アルミニウムを材料にした「化学的なコンデンサ」。コンデンサは英語ではcapacitor(キャパシタ)。「化学的な」を意味するchemicalとコンデンサによる熟語の「ケミカルコンデンサ」は完全な和製英語だが、さらにそれを略したことばである。「電解コンデンサ」という表現・表記も多く使われる。 ケミコンの老舗で代表的な国産メーカに、株式会社日本ケミコンがある(1931年創業)。会社名に「ケミコン」が使われるくらい、業界で浸透したことばになっている。ACコンセント につなぎ、交流から直流をつくる電源機器は多くの電気機器に備わっているが、ACをDCに変換する平滑回路には大容量のケミコンが必ず使われる。ケミコンは電子機器には無くてはならない電子部品である。 ケミコン一筋の日本ケミコンも事業の多角化を模索している。2020年に規格が策定されたMIPI(ミピー)のA-PHY(エーファイ)に準拠した映像デバイスを2023年に発売した(以下の参考記事が詳しい)。
- ケルビンクリップ(けるびんくりっぷ)
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(kelvin clip) LCRメータなどのアクセサリであるテストリードで、DUTとの接続を行う先端部分がケルビン接続(4端子法)になるクリップ。 ケルビンは温度の単位(K、絶対温度)で知られる英国の物理学者。
- ケルビン接続(けるびんせつぞく)
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(Kelvin Connection) 低抵抗測定などで使われる、DUTと計測器の接続方法。電流測定端子と電圧測定端子を分けてセンシングする。端子が4つあるため、4端子接続や4端子法とも呼ばれる。ケルビン・ダブルブリッジを構成して、精密測定を行う接続方法。デジタルマルチメータ(DMM)やSMU(Sorce Measure Unit)で使われる測定(接続)方法。LCRメータの測定治具であるテストフィクスチャやテストリードは4端子接続である。電圧検出線をセンス(sence)、電流検出線をフォース(force)と呼ぶこともある。温度の単位のケルビン(K、絶対温度)で知られる英国の物理学者、ケルビンの考案。 参考記事: LCRメータの基礎と概要 (第2回)の2ページ目・・【ミニ解説】でケルビン接続を図解。
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