計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
計測・測定に関連する用語全般が収録されており、初めて計測器を扱う方でも分かりやすく解説しています。
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増幅(ぞうふく)

信号を1つのポイントから他のポイントへ送信する際に、信号の振幅を増大すること。(テクトロニクス「オシロスコープのすべて」(2017年4月発行)より)

測器(そっき)

多くの辞典では「観測・測量などに使用する計測機器」と説明されている。計測や測量の機器を総称して測器と呼称していると筆者は思うが、定義は定かではない。広義には計測器も測器の範疇と思われる。 計測器メーカは「計器」や「電気」、「電機」、「工業」を会社名にすることがあるが、「計測」ではなく「測器」を名乗るケースがある。計測器メーカでは社名に「測器」とある大手メーカがある。なぜ「計測」でなく「測器」なのかは不明。自社の事は計測器メーカと呼称し「測器メーカ」という呼び方はほとんど聞かないのに、会社名は計測ではなく測器である。 現役の代表メーカは小野測器や東京測器研究所 。会社名はなくなったが目黒電波測器(現計測技術研究所)。過去の社名になったが渡辺測器(現グラフテック)。会社名自体がなくなったが三栄測器(現エー・アンド・デイの工業計測機器部門)。小野測器はFFTアナライザを普及した国産メーカで、回転計やトルク計測で有名。東京測器研究所はひずみやトルク計測の老舗。目黒電波測器はオーディオ計測器の老舗。渡辺測器と三栄測器は(日置電機が1980年代にレコーダに参入する以前の)横河電機と並ぶ3大レコーダメーカで「我が社の製品群が日本のレコーダの王道、我が社の歴史は日本の記録計の歴史」と3社がそれぞれ自負している老舗の計測器メーカである。このように、過去の大手計測器メーカは「測器」だらけである。 兵庫県神戸市に本社がある日本測器株式会社は九州から関東圏まで販売拠点がある計測器の商社である。関西圏のテクトロニクス製品の販売実績では筆頭の販売店といわれている(横河電機の代理店をしてきた国華電機もテクトロニクス製品の取り扱いを2000年代に始めている)。計販会などの計測器関係者の間では「測器」といえば関西の地場商社、日本測器のことである。 計測機器レンタルの有限会社ソッキサービスは「日本測量機器工業会」認定で、ホームページの「計測機器」ページには、道路工事などで距離計測をする「測量機器」を多数掲載している。この業界では測量機器のことを測器と称していることがわかる。ただし製品ページのタイトルは「計測機器」である。計測器は1台もないのに、(測量機器ではなく)計測機器と表記している。このように、測器と計測は区分(ことばの使い方)が大変曖昧である。実態としてはあるとき(場面)は測器、あるときは計測と表現して、2つ(測器と計測)は不可分な関係にある。 多くの大手計測器メーカが設立された昭和初期までは、計測と測器は同じ範疇のことばとして計測器関係者は使っていたと推測される。当時の「測器」は時代の最先端(ハイテク)の電子機器を象徴することばだったのかもしれない。それとも「計測器」を「測器」と略して呼ぶことが当時のはやり(洒落)だったのか、いずれにしろ真相は不明である。

SOC(そっく)

(Security Operation Center) 24時間ネットワークやデバイスの監視をして、サイバー攻撃の検出・分析と対策の提案を行う組織、またはそれを専業にした会社。 セキュリティ関連用語。 半導体でSystem-on-a-ChipをSoC(またはSOC)と略記する。SOCといえば以前は半導体のことだったが、最近はセキュリティーのことを指していることが多くなった。インターネットの普及と技術の進歩がサイバー攻撃を生み、それに対応することが重要になったことが背景にある。

SOCアナリスト(そっくあなりすと)

多くのアンチウィルスソフトは、マルウェアの検知と削除に関する簡易レポートを表示する。システム管理者は、得られたレポートからどのようなプロセスでマルウェアが侵入したのか分析して、今後の対策を検討している。このような業務を行っている人をSOC(Security Operation Center)アナリストという。セキュリティ関連用語。

SOM(そむ)

(Self-Organizing Map)自己組織化マップ。ディープラーニング(深層学習)と同じように脳をモデルにしたAI(人工知能)の1種。ディープラーニングは教えないと学習できないが、SOMは自分で学習していく。

空飛ぶクルマ(そらとぶくるま)

eVTOL(イーヴイトール)などの垂直に離着陸する、電動の飛行する機体。小型飛行機やヘリコプター、ドローンに近いが、急速に普及しているEV(電動車)が飛行する、という解釈で、自動車が飛行するという意味の「空飛ぶクルマ」が流行り言葉として定着している。2019年以降の自動車の展示会には、「空飛ぶクルマ」をテーマに掲げた出展が多くある。参考用語:バーティポート

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