計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
計測・測定に関連する用語全般が収録されており、初めて計測器を扱う方でも分かりやすく解説しています。
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DVI(でぃーぶいあい)

(Digital Visual Interface) PCとディスプレィを接続するためのデジタルインタフェース規格の一つ。ODWG(Digital Display Working Group)というコンソーシアムによって開発され、従来のアナログインタフェースが全盛だった1999年に発表された。

DisplayPort(でぃすぷれいぽーと)

液晶モニタなどのディスプレイのデジタルインタフェース規格。一般のOAパソコンなどはHDMIだが、ビジネス/プロユースのPCはDisplayPortが採用されている(2023年現在)。 1990年代までPCのモニタの主流だったCRTはVGA(アナログインタフェース)だった。2000年代にDVI(デジタルインタフェース)に置き換えが始まったが、2010年代にはデジタル家電のHDMIも登場し、PCへ普及した。ノートパソコンなどの可搬型機器ではDVIよりもサイズを小型化したい要望があり、標準化団体VESA(Video Electronics Standards Association)によってDisplayPortが策定された(2006年5月に1.0を発表)。2007年1月には、UDI(Unified Display Interface)規格を推進してきたインテルがDisplayPort支持に転向したことで普及が加速した。

DIN EN ISO(でぃんえんあいえすおー)

欧州規格、国際標準化機構の規格として制定されたものを、内容を変えずにそのままDINとして採用したもので、ドイツ規格協会が制定する、ドイツの国家規格。DIN(Deutsches Institut fur Normung:ドイツ規格協会)、EN(European Norm:欧州規格)、ISO(International Organization for Standardization 国際標準化機構)(フィッシャー・インストルメンツの膜厚測定、素材分析、材料試験、表面特性解析に関する用語集より)

D-PHY(でぃーふぁい)

携帯・モバイル 機器の内部で、カメラやディスプレイの映像信号の転送インタフェース規格としてMIPI PHY(ミピー ファイ)シリーズがある(標準化団体のMIPI Allianceが策定)。MIPI D-PHYを略してD-PHYと呼称している。 MIPI D-PHY(Ver.2)は1レーンあたり最大約4.5Gbpsの通信速度を実現した、スマートフォンなどの高解像度化による映像データの増加に対応したインタフェース。1レーンあたり2ピンで構成される一般的な差動方式。似た規格にC-PHY(シーファイ)があり、1レーンあたり最大約6Gbpsと、D-PHYより高速。C-PHYは1レーンあたり3ピンで構成される複雑な差動伝送だが、クロックラインが存在しないため省スペース、という利点がある。MIPIの代表的な規格として「MIPI C-PHY / D-PHY」のような表記や説明がされている。 モバイル機器の進歩でD-PHYの仕様が劣るようになり、より高性能なC-PHYが後から誕生したが、D-PHYもアップグレードして(Ver.2、Ver.3)、C-PHYと遜色がない仕様になった。イメージセンサの世界トップベンダ、ソニーがC-PHYとD-PHYの両方を採用しているので両方の規格が両立している。今後の展望はソニー次第といえる(2024年8月現在)。

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