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- WELL-BEING TECHNOLOGY(うえるびーいんぐてくのろじー)
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nano tech(国際ナノテクノロジー総合展・技術会議)は約15の展示会で構成されるが、2024年に第1回WELL-BEING TECHNOLOGY展が新設された。2024年のnano techは1月31日(水)~2月2日(金)、東京ビッグサイト東展示棟3~8ホールで、同時期に東展示棟1,2ホールではHVAC(ヒーバック)&R JAPAN(冷凍・空調・暖房展)が、西ホールではIIFES(アイアイフェス) 2024が開催され、大いに計測器が出展された(展示会の様子は以下の参考記事が詳しい)。 展示会概要には“ウェルビーイング”の環境づくりの産業創出にフォーカスとあり、人々の消費行動や働き方、価値観が多様化する現在、注目の高まる「ウェルビーイング」に貢献する製品・サービスの展示会、工学や化学を始めとしたサイエンスの視点から、ウェルビーイングな環境を実現するテクノロジーが集まる、と紹介された。主催は加工技術研究会とJTBコミュニケーションデザイン、後援はウェルビーイング学会。2025年は1月29日(水)~31日(金)の開催予定で、出展社募集が告知されている(2024年6月現在)。 電気計測器の老舗、横河計測は横河電機時代から脈々と続く波形測定器(レコーダやオシロスコープ)や電力測定器(デジタルパワーメータやパワーアナライザ)、現場測定器(メガー、クランプ、プロセスキャリブレータなど)、と2000年代に吸収した通信計測器(旧安藤電気)の2つ(汎用・基本測定器と通信・専用測定器)をラインアップしている。オシロスコープや電力計は自動車/電力市場がターゲットの柱のため「脱炭素ビジネス」、光測定器は「通信ビジネス」と呼んでいるが、従来とは違う新しい市場を「Well-beingビジネス」といって、新市場の開拓を模索している(2021年から組織がこの名称になった)。 Well-being(ウェルビーイング)とは、Well(よい)とBeing(状態)が組み合わさり、「よく在る」、「よく居る」状態、心身ともに満たされた状態を表す概念で、元来は「健康的」、「幸せ」を意味する。厚生労働省はウェルビーイングとは「個人の権利や自己実現が保障され、身体的、精神的、社会的に良好な状態(他者との関係が良好)であること」と定義している。抽象的な説明であるが、昨今の流行り言葉の1つである。
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