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- ミナトエレクトロニクス(みなとえれくとろにくす)
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1972年から2015年に存在した、ROMライタ(計測器)やメモリテスタ(半導体テスタ)のメーカ。 1973年に国産初のデバイスプログラマ「ROMプログラマ1800型」を開発している。アバールデータ(PECKER)やタケダ理研工業(現アドバンテスト)、安藤電気などが1980年頃にROMライタに参入する以前の草分けである。当時は東陽テクニカが海外のデータI/O(Data I/O Corporation)製品を取り扱っていて、ミナトエレクトロニクスとの2社が老舗だった。 1980年頃にはICの量産時の検査に使うメモリテストシステム(半導体テスタ)を開発している。ミナトレクトロニクスは日本電気(NEC)の資本が入っている。NECの子会社である安藤電気もロジックテスタを主力に半導体テスタをつくっていたので、NEC傘下に半導体テスタメーカが2社あったことになる(NECが半導体デバイスから2000年頃に撤退し、ミナトエレクトロニクスも半導体テスタを販売終了している)。 簡単に沿革を書くと、1956年に東京都港区に港通信機製作所を設立し、電子計測器の設計製造を開始。2018年に持株会社体制に移行し、技術製造子会社のミナト・アドバンスト・テクノロジーズ株式会社がROMプログラマを継続。初号器の1800型に近い型名の「ユニバーサルプログラマModel1883」が現役であるが、次の1900シリーズは販売終了している。MODEL500シリーズなどのギャングプログラマをラインアップしている(2023年2月現在)。 東陽テクニカは2020年にデータI/Oの取り扱いを正式にやめている。マイコンの普及とともに活用されたインサーキットエミュレータやロジックアナライザと同じくROMライタの市場も減少した。安藤電気のROMライタを技術移管して継続しているフラッシュサポートグループ(東亜エレクトロニクス)とミナト・アドバンスト・テクノロジーズが現存する2社のROMライタメーカである。advice(ICE)で一世を風靡したDTSインサイトはフラッシュマイコンのオンボードブログラマに参入し、デバイス書きではない車載部品用に高シェアである(以下の記事に詳しい)。
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