計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
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Octal SPIフラッシュ(おくたるえすぴーあいふらっしゅ)

SPIフラッシュ(SPI:Serial Peripheral Interface)は、シリアルバスによる通信方式モードを採用したNOR型フラッシュメモリ。外部メモリとして使う場合でも、少ないピン数でマイコンと接続するので、パッケージサイズを小型化し大容量を通信できるのがメリット。通信方式として、single(バス幅:1bit)、Dual(2bit)、Quad(4bit)があったが、近年Octal(オクタル)モードが追加された。Octalモードはデータ線を8本使い、1クロックで8bit(1byte)を1度に送信するため、singleモードより8倍速い通信が可能。デバイスメーカ各社からはすでに商品化され、車載や産業機器を中心に拡がりを見せている。東亜エレクトロニクス株式会社 フラッシュサポートグループカンパニーでは対応したROMライタを順次進めている。(同社の「書込みやプログラマに関する用語集」より。SPIフラッシュの通信イメージが上記用語集には掲載されている。)

オフセットアドレス(おふせっとあどれす)

マイコンは周辺デバイスを制御するためのI/O、レジスタが内部アドレス毎に割り当てられている。マイコンを動作させるプログラム開発後、動作検証、製品化するためには「FlashROM」にプログラムデータを格納(書込み)しなければならない。開発/検証ツールでの「FlashROM」領域へのプログラム格納には、これらツールが認識できる領域情報を含んだROMデータが必要となる。このROMデータはソフト開発ツールにて、Intel、MOTOROLAフォーマットのHEXファイルで生成、提供されることが一般的である。ROMプログラマを使用し「FlashROM」領域へROMデータを書込むには、まずROMデータをROMプログラマ内蔵のバッファメモリ(アルゴリズムカード)へ格納する必要がある。ただし、正しく格納するにはオフセットを設定する必要がある場合がある(バッファメモリを超える領域への格納)。オフセットの値は、ROMデータの領域(アドレス)情報と対象デバイスにより異なる。ROMデータの領域情報についてはデータ作成者への確認、もしくはデータの先頭数行を開示してROMライタのメーカに確認する必要がある。バッファメモリの0番地からの格納が基本となるが、対象デバイスによっては異なる場合もあり、これら情報についてはアルゴリズム説明書を参照することが肝要。(東亜エレクトロニクス株式会社 フラッシュサポートグループカンパニーの「書込みやプログラマに関する用語集」より。上記用語集には具体的な例が図解されている。)

オンボードプログラマ(おんぼーどぷろぐらま)

プリント基板上に実装されたメモリに書き込むためのROMライタ。ROMライタの国内トップベンダーである東亜エレクトロニクス株式会社 フラッシュサポートグループカンパニーには形名AF9101などの機種がある。同社の「書込みやプログラマに関する用語集」では次のように説明されている。Flashメモリ、Flash内蔵マイコンを実装済みの基板にデータを書込むための書込みツール。各種シリアル通信で書込みを行う。通信方式:SPI(データモード)1,2,4,8 、UART、I2C、JTAG、SWD、CLK同期など。同義語:オンボードライタ、インサーキットプログラマ、シリアルプログラマ。

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