計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
計測・測定に関連する用語全般が収録されており、初めて計測器を扱う方でも分かりやすく解説しています。
フリーワード検索をはじめ、カテゴリー、索引から簡単にお調べいただけます。

フリーワード検索

検索用語一覧

91

各用語の詳細ページでは関連用語などを確認することができます。
このアイコンが表示されている用語には、詳細ページに図解や数式での説明があります。

Java(じゃば)

Sun Microsystems社(※)が開発したオブジェクト指向のインタープリタ言語。ネットワーク環境を意識して開発された言語である。Javaコンパイラが生成する独自の中間コードをそれぞれのプラットフォームで実行する形式である。特徴としては、1.機器依存のないプログラムを作成することができる。2.ネットワークに対応。3.再利用が可能なオブジェクト指向プログラム。(株式会社Sohwa&Sophia Technologiesの用語集より)※SUNの商標で1990年代に一斉を風靡したワークステーションのメーカ(サン、またはサンマイクロと呼称)。当時のOSはUNIXが主流で、UNIXマシンとしてHPと競ったが、後にオラクルに買収された。SPARC(スパーク)やSolaris(ソラリス)というSUNマシンの単語は、当時ワークステーションを使う技術者なら誰でも知っていた。日本のコンピュータメーカである富士通はSUNの互換機を作っていた。NECはHPと近い立場をとり、独自の製品EWS4800シリーズ(EWSはエンジニアリング・ワーク・ステーション、イーダブリュエスと呼称)を開発した。1990年代はWS(ワークステーション)とICE(アイス)は開発環境として活況を呈した。どちらもIT機器(コンピュータ関連機器)の範疇のため、技術革新によって時代の変遷とともに過去の製品となっている。2020年現在、どちらも1990年当時の業容は無い。

Java VM(じゃばぶいえむ)

(Java Virtual Machine)Java仮想マシン。Java言語を動作させる為にソフトウェアで規定された仮想マシン。このJavaVMがある事によりどんなマイクロプロセッサやボード上でも、Java言語により書かれたプログラムが同じように動作できる。(株式会社Sohwa&Sophia Technologiesの用語集より)

ソースコード(そーすこーど)

(source code)マイクロコンピュータ(マイコン、CPU)を動かすソフトウェアに関連する用語。技術者(プログラマ)が作成したプログラムのこと。C,、C++、 BASIC,、Javaなどの高級言語(人間が理解できて、記述できる言語)で作成される。ソースコードはコンパイラやアセンブラなどによりマイクロコンピュータが実行する機械語に翻訳(変換)される。

ソースファイル(そーすふぁいる)

(source file)マイクロコンピュータ(マイコン、CPU)を動かすソフトウェアに関連する用語。株式会社 Sohwa & Sophia Technologiesの用語集には次の解説がある。「ソースコードで書かれたプログラムをファイル化したもの。このソースファイルをコンパイル(機械語に翻訳)し生成されたものが、オブジェクトファイルである。これに、必要な外部モジュールやライブラリとリンクすることによってCPUが実行可能な機械語のデータファイルが作られる。」参考記事:車載マイクロコンピュータの基礎~車載システムを支える頭脳

ソフィアシステムズ(そふぃあしすてむず)

1980年~2000年代にかけて、ICEのトップベンダーだった企業。正式会社名:株式会社ソフィアシステムズ。1975年設立、2013年に株式会社Sohwa&Sophia Technologiesに統合され、2021年9月に標準品のICE(Universal Probe Blue)を販売終了(つまりICEから撤退)している。1980年という早い時期に安藤電気や岩崎通信機などの計測器メーカに先駆けてICEを開発した。モデル名は、in-Ⅱ、in-Ⅲ、SA2000、SA3000、SA98などがあり、高性能ICEのMultiSTAC(1982年発売)、UniSTAC(1996年発売)やJTAG ICE「UniSTAC/J」シリーズ(1998年発売)などで、横河デジタルコンピュータ(現DTSインサイト)のadviceシリーズと競った。1990年頃はICE(いわゆるフルICE)の黄金時代で、ZAX(ザックス)、岩崎技研、BITRAN(ビットラン)など(計測器メーカではない)ICEメーカがひしめいていた。ICEは1980年頃に計測器メーカとともにベンチャーの専業メーカがつくりはじめた。成長著しい情報機器分野の最先端技術製品として脚光を浴び、計測器メーカ以外からも参入が多かった。ソフィアシステムズは専業メーカの草分けだった。計測器メーカは1990年代に各社が撤退し、ICE専業メーカの時代になっていった。東陽テクニカは海外製のICEを取り扱っていたが、すでにやめている。海外製品では日本ロータバッハ社がLAUTERBACH製品を販売している。JTAGなどのオンチップデバッグツールが台頭し2000年代に価格が大幅に下落した。2000年頃は日本に携帯電話メーカが10社以上あったが、2010年頃には国産メーカほとんどなくなった。オンチップエミュレータの普及と国産携帯電話メーカ消滅によってICE市場は激減し、ソフィアシステムズはICE専業ではいられなくなり、2009年にソーワコーポレーションの子会社となり、2021年にICEを販売終了した。ICEはデジタル系の計測器として1980年代から1990年代に非計測器系メーカによって活況を呈したが、組込みシステムの開発手法が洗練される過程でメーカが淘汰されていった。ソフィアシステムズはICEビジネスの興亡を象徴する国産ベンチャー企業である。 参考用語:Embedded

ターゲット(たーげっと)

(target)マイクロコンピュータを使った電気機器を開発時に、デバッグ対象となるユーザのシステム。ICE(エミュレータ)が評価(測定)する被測定対象物。ICEのDUTのことをターゲットと呼んでいる。ICE独特の用語。

Typhoon HIL(たいふーんひる)

パワーエレクトロニクス関連の大手メーカであるMywayプラスが販売しているHILS。汎用HILSは多くのメーカがつくっているが、パワエレに特化した(パワエレ技術者向けの)HILS(たとえば自動車向けのHILSはエー・アンド・デイやdSPACEがつくっている)。 Typhoon HILは米国のHILS専業メーカの会社名だが、Mywayプラスは製品名にしている。2017年頃に日本の販売店を探していたTyphoon HIL社は、東京都立大学の清水先生の紹介でMywayプラスと契約した。同社がパワエレ用の回路シミュレータ PSIM(ピーシム)で大きな実績があったことが紹介の背景にあると推測される。同社が取り扱いを開始した2017年と、数年の販売実績を経た2つの展示会取材(以下)を比較すると面白い。 Mywayプラスの事業は大きく3つあり、開発ツール(PSIMや、モデルベース開発のツールであるTyphoon HILなど)、試験用電源・バッテリ充放電試験システム(電力回生型双方向電源のAPL2やpCUBEなど)、モータやインバータの評価システム(インバータエミュレータ pMOTION、リアクトル評価装置、モータエミュレータ)である。

ダイレクトメモリアクセス(だいれくとめもりあくせす)

(Direct Memory Access)CPUのプログラムを介することなくデバイスからメモリ(またはその逆)へのデータ転送をハードウェアの機能によって行なう方法。DMAと略記されたり、「DMA転送(DMA transfer)」などと呼ばれる。シングルチップマイコンでは、この機能をCPUの内蔵IOとして実装している場合がある。(株式会社Sohwa&Sophia Technologiesの用語集より)

立ち上がりエッジ(たちあがりえっじ)

(rising edge、leading edge) デジタル信号の電位がLowレベルからHighレベルへ遷移することを言う。反対の用語としては立ち下がりエッジがある。(株式会社Sohwa&Sophia Technologiesの用語集より) 現在の電子回路はデジタル信号が多く使われている。0と1(HIGHとLOW)のパルス列(方形波)では、信号の立ち上がりや立ち下がりを捉えて処理を行うことは基本である。パルスの値が遷移する時間は短く、パルス波形の端(はじ)やふちなのでedge(エッジ)と呼ばれる。立ち上がりエッジや立ち下がりエッジは、電子機器が動作を行うときの電子回路の合図に使われる。

立ち下がりエッジ(たちさがりえっじ)

(falling edge、trailing edge) デジタル信号の電位がHighレベルからLowレベルへ遷移することをいう。反対の用語としては立ち上がりエッジがある。(株式会社Sohwa&Sophia Technologiesの用語集より) 現在の電子回路はデジタル信号が多く使われている。0と1(HIGHとLOW)のパルス列(方形波)では、信号の立ち上がりや立ち下がりを捉えて処理を行うことが多い。エッジはパルスの値が遷移する、波形の端(はじ)を意味している。

ダンプ(だんぷ)

(dump)データ修復やデバッグの目的で、ファイル(メモリ)の内容を出力すること。簡単に言うと「出力すること」だが、ダンプには「中身を空にする」、「放出する」という意味がある。ソフトウェアやプログラムの関連用語である。

デイジーチェイン(でいじーちぇいん)

(daisy chain) ネットワークトポロジー(配線の構造)で、機器(ノード)を数珠繋ぎにする形態。他の種類にはバス型、スター型、リング型などがある。種類の中で最も低コストだが、冗長性が低く、耐障害性が最も低い。 株式会社Sohwa&Sophia Technologiesの用語集では、ICE関連の例を次のように解説している。 複数の周辺デバイスやICを鎖のチェーンのように接続する様子を示す。SCSIやJTAGのデイジーチェーン接続が良く用語として出てくる。ここでは、JTAGのチェーンの事を説明する。複数のCPUのJTAGは、信号をチェーン接続する事ができる。よって、例えば、ARM CPUとSH4 CPU等をデイジーチェーン接続する事は、物理的には可能である。ただし、CPUのICE用のJTAG機能により、チェーン接続でデバッグできるのは、1つのCPUだけの場合もあるので、回路をチェーン接続できるように構成する前にそれぞれのICEメーカに確認した方がよい。参考記事:車載ネットワークの歴史と規格概要~CANからLIN、FlexRay、CAN FDまで・・ネットワークトポロジーの例が図解されている。

ディセーブル(でぃせーぶる)

(disable) 「機械を動かなくさせる」という意味で用いる。良く使う意味では、割り込みのディセーブル=割り込み禁止、信号入力のディセーブル=信号入力の禁止等がある(株式会社Sohwa&Sophia Technologiesの用語集より)。 不用意に話しかけて、その人の指向が集中できなくさせることをdisturb(ディスターブ)と表現する(「乱す」、「妨げる」という意味)。dis-は「させない」という意味があるので、able(できる)の反対で、disableは「無効にする」という意味である。「割り込みディセーブル」は「割り込み無効→割り込み禁止」である。 ディセーブルは組込みシステムの開発・デバッグで活躍した開発支援装置で良く使われた用語である。

データバス(でーたばす)

(data bus)CPUが命令語をフェッチする際や、データをアクセスする際に使う一塊の信号線を示す。データバスのビット数は、一度に転送できるデータの量を表すものである。CPUのデータバスのビット数が多いほど性能が高いCPUだと言える。近年、マルチメディア系のデータ処理用CPUは128ビットか、それ以上のデータバス幅を持ち、高性能化を図っている。(株式会社Sohwa&Sophia Technologiesの用語集より)参考用語:バス

テキサス・インスツルメンツ(てきさすいんすつるめんつ)

(Texas Instruments Inc.) 1950年に世界初のシリコン型トランジスタを製品化した老舗半導体デバイスメーカ。インテル、フェアチャイルドなどと半導体黎明期に名を馳せた。本社は米国 テキサス州ダラス。業界ではTIの略称で呼ばれる。1958年にTIの研究者ジャック・キルビーが発明したICは基本特許になっている。1980年代に日本の半導体デバイスメーカはキルビー特許で訴訟になった(日米半導体摩擦の時代の話)。 同社ホームページには「TIの事業:アナログチップと組込みプロセッシングチップの設計、製造、テスト、販売」とある。つまり、いまは創業時のような業態ではない。アナログ半導体ではアナログ・デバイセズが競合で、組込みマイコンの関連製品としてICEをつくっていた(現在はICEではなく回路設計ツール)。DSPもラインアップしている。(以下の計測器情報には、TIのDPSのICEの製品例がある。) TSMCの創設者、モリス・チャン(Morris Chang、張忠謀)は1960年頃に当時急成長していたTIに就職し、エンジニアリング部門のマネージャをしている。2023年に米国で発行され話題となり、日本でも翻訳されたChip War(半導体戦争)にはTIの元会長パトリック・ハガティや、露光の工程を開発したTIの技術者ジェイ・ラスロップなどが登場する。 TIは2000年9月にバーブラウン社(米国)を買収、2011年9月にナショナル セミコンダクター社(米国、略称:ナショセミ)を合併(※)。両社ともにアナログ半導体メーカで、アナログ・デバイセズ同様にTIもM&Aでこの分野を強化した。現在のアナログ半導体は、アナログ・デバイセズとTIが大手2社である。 米国の市場調査会社Gartnerは2024年1月に「2023年の世界半導体メーカ別売上ランキング」を発表した。TIは10位で、トップ10に入るデバイスメーカである(アナログ・デバイセズはトップ10外)。 (※)技術者のRobert Page Burr(ロバート・ページ・バー)とThomas R. Brown Jr.(トーマス・R・ブラウンJr.)は1956年にBurr-Brown社を設立。オーディオがアナログからデジタルになると性能の良いADコンバータを開発し、デジタルオーディオの先駆者といわれる。National Semiconductor社も技術者(8人)が1959年に創業。両社ともにアナログ半導体をラインアップし、1980~1990年代に筆者の回りにいた電子回路設計者は2社の半導体データブックを見て電子部品を選んでいた。余談だが、筆者の友人(電気工学専攻)はNational Semiconductorを「松下電器の半導体」と思っていた。確かに「ナショナルの半導体」は松下電器の半導体部門に思える。nationalは「国家の」、「国民の」という意味である。

デバッガ(でばっが)

(debugger)ICE(In Circuit Emulator、アイス)の別称。「デバッグをするもの」、という意味。ICEの機能やアプリケーションソフトウェアを指していることもある。マイコン(マイクロプロセッサ、CPU)を使った組込みシステムの開発・デバッグを行なう測定器。開発支援装置や、マイコン開発支援装置などいくつもの呼称がある。表記は「デバッガー」もある。

デバッグ(でばっぐ)

(debug)バグ(虫。間違いの意味)を修正して正常な動作をするように直すこと。主に組込みシステムのソフトウエア開発で使われる用語。そのため、ICEのことをデバッガ(デバッグすること、する機器)と呼ぶ。

デバッグステーション(でばっぐすてーしょん)

安藤電気のICE(開発支援装置)の品名。形名AE-4132B、AE-4133がある。マイクロプロセッサ(MPU/CPU)が普及しはじめた1980年初頭から、同社は早くからマイコンテスタなどのICE関連製品に注力していた。当時NECや日立製作所などの大手家電・情報通信メーカは半導体デバイスメーカでもあり、安藤電気はNECのグループ会社として、NECが発売する新しいCPUチップに対応したROMライタなどを製品化している。当時の日本の基幹通信網(NTT)は従来のアナログの電話網(銅線のケーブル)を流用し、一部基幹部分を光通信にしていたが、交換機は重要な装置であった(インターネット時代のルータはまだない)。交換機は膨大なソフトウェア、ファームウェアによっていて、新しいCPUが導入されると、そのデバッグのために(そのCPUに対応した)たくさんのICEが使用された。AE-4132B/4133はNECの交換機事業部門向けに大きな売上があった。後年フルICEと呼ばれるスタンドアロン型で、本体(外観はデスクトップPC)からフレキシブルケーブルでCPU専用のオプション(ポッドと呼ばれる箱)につなぎ、その先をターゲット(デバッグしたい装置のCPU基板)につないだ。ポッドとターゲットの距離は長さ制限があり、ポッドはなるべくターゲットの近距離にあることが必要だった。交換機は大型の装置のため、ポッドに紐を付けて、適当な箇所に括り付けて、ICE本体につなぎ、デバッグ作業が行われた。安藤電気と同じく、NECの資本が入っているアンリツもV40、V50、V60などのNECのマイクロプロセッサに対応したICEを発売していた。汎用CPUとしてはインテルの80系(8080,8085、80286,80386など)とモトローラの68系(68000シリーズ)などの海外製品が有名だが、NECはそれらのサードパーティーではなく独自のCPU製品群を開発し、販売していた。現在は大手家電・情報通信機器メーカはCPUからは撤退し、国産のCPUはない。安藤電気など計測器メーカもICEから撤退している。

TRON(とろん)

(The Real-time Operating system Nucleus) 東京大学の坂村健教授が提唱したリアルタイムOS仕様のコンピュータ・アーキテクチャ。1980年代からプロジェクトが始まり、いくつかの商品(CPUなど)が製造され、国内の機器に採用された。日本独自のOS、CPUだったが、PCのOSがMicrosoft(マイクロソフト)のWindowsに独占され、一太郎や花子がexcelやwordに凌駕されたように、市場に広まることはなかった。インテルやマイクロソフトに対抗できる国産品としてプロジェクトは注目されたが、なかなか普及しなかった。 ITRON(Industrial TRON、アイトロン)は、組込みOS、リアルタイムOSカーネルの仕様で、2000年代までの3G携帯電話(ガラケー)には良く使われた。その後はデジカメやプリンタなどの情報機器に採用が広がった。TRONはソースコードを公開するなどオープンで、Windowsの権利で巨万の富を築いたビル・ゲイツとは違う方針である。情報処理系OSでは普及しなかったが、組込みシステム用のOSとして採用が進み、世界シェア60%となった(トロンフォーラムの「2019年度組み込みシステムにおけるリアルタイムOSの利用動向に関するアンケート調査報告書」)。IoTなどの普及もオープンソースなTRONの普及に追い風となった。 電気・通信の分野で世界最大の標準規格策定団体であるIEEE(米国電気電子学会)はTRONがembedded市場で業界標準であると認識し、トロンフォーラム(会長:坂村氏)にTRONの著作権譲渡を求めた。坂村氏は2019年8月、TRONの最新版「マイクロTカーネル2.0」の著作権をIEEEに譲渡する(両者が著作権を共有する)契約書にサインした。組込み機器では「既定の時間内でタスクが完了するリアルタイムOS(RTOS)でなければならない(Windouwsなど多くのOSはそのような制約はない)」という坂村博士の先見的な考えが、世界標準の国産OSとなった。

ニーモニック(にーもにっく)

(mnemonic)マイクロコンピュータ(マイコン、CPU)を動かすソフトウェアに関連する用語。マイクロプロセッサ(MPU)の動作を1行程ごとに表現したものを命令という。ニーモニックはアセンブリ言語で書かれた命令のこと。たとえばアセンブリ言語で「add a、b」は「aにbを加えて、aに格納する」動作を意味する。構文の構成は、「【Mnemonic】【Destination】、【Source】」で、Mnemonicは命令、Destinationは計算した値を格納するアドレス、SourceはDestinationに加える値を示す。ニーモニックはadd、move、store、LD(loadの略記)などのような英語(やその略記)で、直感的にわかりやすい表現になっている。マイクロコンピュータの構造と動作原理は以下の記事に詳しい。参考記事:車載マイクロコンピュータの基礎~車載システムを支える頭脳