計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
計測・測定に関連する用語全般が収録されており、初めて計測器を扱う方でも分かりやすく解説しています。
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ソースコード(そーすこーど)

(source code)マイクロコンピュータ(マイコン、CPU)を動かすソフトウェアに関連する用語。技術者(プログラマ)が作成したプログラムのこと。C,、C++、 BASIC,、Javaなどの高級言語(人間が理解できて、記述できる言語)で作成される。ソースコードはコンパイラやアセンブラなどによりマイクロコンピュータが実行する機械語に翻訳(変換)される。

ソースファイル(そーすふぁいる)

(source file)マイクロコンピュータ(マイコン、CPU)を動かすソフトウェアに関連する用語。株式会社 Sohwa & Sophia Technologiesの用語集には次の解説がある。「ソースコードで書かれたプログラムをファイル化したもの。このソースファイルをコンパイル(機械語に翻訳)し生成されたものが、オブジェクトファイルである。これに、必要な外部モジュールやライブラリとリンクすることによってCPUが実行可能な機械語のデータファイルが作られる。」参考記事:車載マイクロコンピュータの基礎~車載システムを支える頭脳

ソフィアシステムズ(そふぃあしすてむず)

1980年~2000年代にかけて、ICEのトップベンダーだった企業。正式会社名:株式会社ソフィアシステムズ。1975年設立、2013年に株式会社Sohwa&Sophia Technologiesに統合され、2021年9月に標準品のICE(Universal Probe Blue)を販売終了(つまりICEから撤退)している。1980年という早い時期に安藤電気や岩崎通信機などの計測器メーカに先駆けてICEを開発した。モデル名は、in-Ⅱ、in-Ⅲ、SA2000、SA3000、SA98などがあり、高性能ICEのMultiSTAC(1982年発売)、UniSTAC(1996年発売)やJTAG ICE「UniSTAC/J」シリーズ(1998年発売)などで、横河デジタルコンピュータ(現DTSインサイト)のadviceシリーズと競った。1990年頃はICE(いわゆるフルICE)の黄金時代で、ZAX(ザックス)、岩崎技研、BITRAN(ビットラン)など(計測器メーカではない)ICEメーカがひしめいていた。ICEは1980年頃に計測器メーカとともにベンチャーの専業メーカがつくりはじめた。成長著しい情報機器分野の最先端技術製品として脚光を浴び、計測器メーカ以外からも参入が多かった。ソフィアシステムズは専業メーカの草分けだった。計測器メーカは1990年代に各社が撤退し、ICE専業メーカの時代になっていった。東陽テクニカは海外製のICEを取り扱っていたが、すでにやめている。海外製品では日本ロータバッハ社がLAUTERBACH製品を販売している。JTAGなどのオンチップデバッグツールが台頭し2000年代に価格が大幅に下落した。2000年頃は日本に携帯電話メーカが10社以上あったが、2010年頃には国産メーカほとんどなくなった。オンチップエミュレータの普及と国産携帯電話メーカ消滅によってICE市場は激減し、ソフィアシステムズはICE専業ではいられなくなり、2009年にソーワコーポレーションの子会社となり、2021年にICEを販売終了した。ICEはデジタル系の計測器として1980年代から1990年代に非計測器系メーカによって活況を呈したが、組込みシステムの開発手法が洗練される過程でメーカが淘汰されていった。ソフィアシステムズはICEビジネスの興亡を象徴する国産ベンチャー企業である。 参考用語:Embedded

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