計測関連用語集

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クランプメータ(くらんぷめーた)

クランプ型センサを使用した電流計であるクランプ電流計の別称。クランプテスタとも呼ばれる。

クレストファクタ(くれすとふぁくた)

(Crest Factor) 日本語では「波高率」だが、クレストファクタの方が良く使われる。表記は「クレスト・ファクター」、略記は「C.F.」などがある。ピーク値/実効値のこと。入力波形のピーク値Vpeakと実効値Vrmsの比。 ファンクションジェネレータやパルスジェネレータなどの方形波やパルスを出力する信号発生器では必ず明記されている。電圧や波形の状態を示す用語の1つのため、マルチメータや電源、FFTナライザなどでも説明される用語。たとえばデジタルマルチメータ(DMM)ではADコンバータのダイナミック・レンジをあらわす。下図のように実効値に比べてピーク値が大きいパルス波形がDMMに入力されると、DMM内部の増幅器が波形のピーク時に飽和してしまうことがある。DMMのクレストファクタは、内部の増幅器の定格入力レンジに対して飽和領域がどれだけ高いかによって決まる。 正弦波のクレストファクタは1.41。たとえば下図のパルス信号と同じ実効値Vrmsの正弦波があった場合、そのピーク値はパルス波形のピーク値より低い。パルスは変化のスピードが速く、クレストファクタは1.41よりも大きな値になる。緩やかに変化する正弦波と同じ実効値であっても波形は全く違う。実効値だけではわからない波形の形状をクレストファクタから読み取ることができる。実際の交流信号は高調波などの複数の周波数を含んでいて、正弦波のようにきれいな波形をしていない。交流信号の評価(測定)をするのにクレストファクタが重要になる所以である。 小野測器ホームページのFFTに関する用語解説では、次のアプリケーションが紹介されている。ベアリングは大きさによって振動値が相対的に変化する。大きなベアリングは振動の実効値が大きく、異常状態の場合のピーク値はさらに大きくなる。クレストファクタはピーク値と実効値の比を求めているためベアリングのサイズ(大小)に振動値が左右されず、傷などの異常度合いを正確に判断することが可能になる。計測されたクレストファクタの値が大きいと異常度合いが大きいと判断する。このようにピーク値や実効値ではなくフレストファクタによって検査・判定ができる。

計測用電力計(けいそくようでんりょくけい)

電力計の内、計測器の主流であるデジタルパワーメータやパワーアナライザを「計測用電力計」や「平均電力測定のベンチトップ(据え置き型)電力計」、「瞬時電力測定のベンチトップ電力計」などのタイトルで解説している文献がある。「機械式電力計やクランプ電力計とは違う」ということを主張したい趣旨と思われる。具体的な計測器の名称や品名にはこのような「計測用電力計」なる表現は一切ないので、あくまで電力計を解説するとき(電力計の種類を説明したいとき)の文献上での用語である。デジタルパワーメータ国内トップで、海外にも輸出しているので、ワールドワイドを視野にマーケティングを行い新製品開発している横河計測は、PX8000という瞬時電力測定に適したデジタルパワーメータをラインアップしていて、計測用電力計の老舗である(ただし最近はプランプ電力計でトップの日置電機が横河計測と同等のモデルを数機種、発売し、猛追されている)。 比較的消費電力の変化が少ない白物家電製品や産業用パワーエレクトロニクス機器などの開発や生産の現場で、電力を高精度に測定するために使われるのがベンチトップ電力計である。ベンチトップ電力計は基本機能を重視した数字表示の電力計と、高機能でグラフィック表示を持つパワーアナライザがある。パワーアナライザは電圧、電流、電力の測定だけではなく、さまざまな解析機能を持っている。パワーアナライザは一般に高性能であるため、設計時の性能評価や規格試験に使われる。高機能が要求されるEMCノイズ試験や機器の効率などの測定に適している。 最近では入力モジュールを多く搭載して、複数の電力変換器を搭載したパワーエレクトロニクス装置の評価に適したパワーアナライザが登場している。太陽光発電用のインバータであるパワーコンディショナの変換効率評価に適したモデルが2010年頃から発売されている。 多くの電力計は平均的な電力を正確に測定できるように作られているため、放電現象やモータへの急負荷時の瞬時電力を測定するにはメモリレコーダやデジタルオシロスコープなどの波形測定器を用いた測定結果から電力演算を行って電力値を得ることはできるが、測定確度は保証されていない。そのため直流から交流まで電力確度が保障された専用の瞬時電力を測定できる波形測定器ベースの電力計が必要となり、横河計測はPX8000を開発した、といわれている。

ケースレーインスツルメンツ(けーすれーいんすつるめんつ)

(Keithley Instruments,KK) 1946~2010年に存在した計測器メーカ。1946年に米国オハイオ州クリーブランドで、Joseph F. Keithleyが計測器メーカKeithley Instrumentsを設立。1964年にオハイオ州ソロンに移転し、以降はこの地を拠点に活動。半導体パラメータアナライザやSMU、ピコアンメータなどの半導体測定器で有名。データ集録機器やDMMもラインアップ。2010年にダナハー(現フォーティブ)の傘下に入り、テクトロニクスと合併。日本法人がケースレーインスツルメンツ株式会社(設立年は不詳、2012年には日本のテクトロニクスと合弁)。 テクトロニクスの日本法人は、2012年頃から会社名を「テクトロニクス社/ケースレーインスツルメンツ社」に変更した(名刺がそうなった)。2021年には会社名を「株式会社テクトロニクス&フルーク」に変更(フルークもケースレー同様にダナハーの傘下)。旧ケースレーインスツルメンツの人員はテクトロニクスと組織が一体になっている(以下のイベントレポートを参照)。 すでにケースレーという会社は存続しないが、ブランドとしては健在(DruckやPanametricsと同じ)。製品はテクトロニクスのホームページでも1ページにまとめられ、ケースレーの従来の赤い企業ロゴもある(ただしA Textronix Campanyという注記がある)。URL:https://www.tek.com/ja/products/keithley(2023年11月現在) 2022年頃から定期イベントのKeithley Daysが開催されている。Keithley Days 2023(オンラインの無料Webセミナ)はタイトルが「革新を加速させる半導体デバイス最先端研究から、測定技術の入門基礎まで~Accelerating Innovations & Back to Basic~」で、2023/10/17(火)~18(水)に開催された。ケースレー製品の情報は、テクトロニクスのマーケティング・販売促進部署が「テクトロニクス/ケースレー」の名前でDM配信している(2023年10月現在)。 外資の計測器メーカの日本法人には他の計測器メーカからの転職者がいることが多い。特にケースレーインスツルメンツは半導体分野でキーサイト・テクノロジーと競合(同じような製品群をつくっていた)なので、2007年頃の社長は、キーサイト・テクノロジーの半導体テスタ部門の出身者だった。当時、元キーサイト・テクノロジーの営業マンが約10人いた。

ケルビン接続(けるびんせつぞく)

(Kelvin Connection) 低抵抗測定などで使われる、DUTと計測器の接続方法。電流測定端子と電圧測定端子を分けてセンシングする。端子が4つあるため、4端子接続や4端子法とも呼ばれる。ケルビン・ダブルブリッジを構成して、精密測定を行う接続方法。デジタルマルチメータ(DMM)やSMU(Sorce Measure Unit)で使われる測定(接続)方法。LCRメータの測定治具であるテストフィクスチャやテストリードは4端子接続である。電圧検出線をセンス(sence)、電流検出線をフォース(force)と呼ぶこともある。温度の単位のケルビン(K、絶対温度)で知られる英国の物理学者、ケルビンの考案。 参考記事: LCRメータの基礎と概要 (第2回)の2ページ目・・【ミニ解説】でケルビン接続を図解。

検電器(けんでんき)

電気回路が通電しているかどうかを判別するための器具。電気工事で作業者の生命を守るために使われる簡易計測器(チェッカ)。ペンのような形状で、片手で持ち、ペン先を配線の被覆など(測定したい対象)に当てて使う(ペンの中央にボタンがあるモデルもあり、ペンや箸を持つやり方ではなく、棒を握る持ち方をする)。外観は立方形(や立方柱)の太いペンのような棒状。ハンドヘルドの計測器としては、用途(使い方)に特化した独特な形状である。日置電機や共立電気計器などの(現場測定器が得意な)計測器メーカもつくっているが、電力会社や工事会社に検相器、継電器(リレー)などを納める長谷川電機工業株式会社が検電器では有名。活線(電流が流れている状態のこと)に近づくと警報を鳴らして作業者に高圧電線に接近していることを知らせる「活線接近警報器」などの関連製品もラインアップしている。参考用語:フォークカレントテスタ 計測器情報:検電器の製品例

現場測定器(げんばそくていき)

(field measuring instrument) 主に屋外(フィールド)で使われるハンドヘルド(可搬型)の計測器を指す。代表的な製品は可搬型のデジタルマルチメータ。電気工事や、産業分野の設備の保守・点検で使用される測定器が、現場測定器と総称される。メンテナンス用測定器(保守・点検用測定器)とも呼ばれる。工場などの生産現場で、PA(プロセスオートメーション)、FA(ファクトリーオートメーション)の設備の故障・トラブルの防止対策、安全管理のための保守保全ツールも含まれる。毎年5月頃に開催されるJECAフェア(電設工業展)にはほとんどの現場測定器、メンテナンス用測定器が出展される。 現場測定器の計測器メーカといえば、まずフルーク(本社:米国)。同社ホームページの会社概要には「工業用電子機器の取り付け、保守、修理から、正確な測定、品質管理までFlukeのツールは世界中の会社を支援している」旨が述べられている(2023年11月)。同社の製品カテゴリーはDMM、電気のテスタ、クランプ、非接触温度計(サーモグラフィ、赤外線放射温度計)、オシロスコープ(ハンディタイプ)、プロセスツール(圧力校正器)などがある(2023年11月)。 国産では、1965年に国内初のクランプメータを製品化した共立電気計器が老舗で、絶縁抵抗計(メガー)などの電気工事市場向けの製品に注力している。現場測定器に特化して、ベンチトップの製品(レコーダやデジタルパワーメータ、オシロスコープなど)が少なく、国内より海外の売上が大きいため、日置電機や横河計測ほどのネームバリューはない。他には三和電気計器、マルチ計測器、カスタムなどが現場測定器のラインアップが多い。 横河電機はPA/FA/IA、工業計器(計装)の大手企業である。そのためプロセスツールを手掛けている。プラント内の計器の検査に使われる「電圧電流発生器&マルチメータ」で、横河計測のプロセスキャリブレータと呼ばれるモデルはトップブランドである。横河電機の計測器は横河計測に集約され、同社ホームページには次の順に製品群が掲載されている(2023年11月)。オシロスコープ(波形測定器)、パワーアナライザ(電力測定器)、データロガー(データ収集、DAQ)、光測定器(旧安藤電気の製品群)、校正器/標準発生器、現場測定器。現場測定器の内訳はプロセスキャリブレータCA300/CA500、圧力キャリブレータCA700、ハンディDMM、接地抵抗計などである。 電気工事関連で使われる通信計測器として、LANなどのケーブルテスタのフルーク・ネットワークスや、オンラインモニタ(プロトコルアナライザ)の株式会社ラインアイも、現場測定器メーカとしてJECAフェアの常連である。 空調向けの温湿度、風速などの現場測定器(環境計測器)に注力しているテストー(testo)はハンドヘルドのサーモグラフィも手掛けている。環境測定器とは湿度、温度、風速、騒音、日射などの測定器を指す。騒音計のトップメーカであるリオンには現場で使用するハンディ製品が多くあるが、現場測定器といういい方はあまりされない。一般社団法人日本能率協会が毎年開催するイベントのメンテナンス・レジリエンスにはプラント・メンテナンスショーがある。工場の保守用機器として、フルーク、testo、FLIR(フリアー)、日本アビオニクスなどの各社のサーモグラフィが出展される。 強電の電気設備である保護継電器の測定器(リレー試験器)や耐圧試験器をつくる双興電機製作所やムサシインテックもJECAフェアに出展する計測器メーカだが、現場測定器というより障害試験器に分類される。 上記以外にも現場測定器はあり、網羅した説明は難しい。 現場測定器は安価なモデルも多く、趣味の電子工作をする技術者も使う。秋葉原の電気街にある電子部品販売会社(ショップ)では現場測定器を販売している。東洋計測器は最も大手の計測器販売会社で、店頭販売以外にネット販売(ECサイト)も運営している。同社の本社にある計測器メーカ各社のショールームには国内10社、海外9社の計測器がメーカ別に陳列されている(2023年11月)。

検流計(けんりゅうけい)

(galvanometer) 高感度な電流計。主に電流が流れているか否かを確認する目的で使うために高精度になっている。アナログ表示の指示計器だが、針は中央にあり、左右に振れて、電流の流れる向きを判別できる。ブリッジで平衡を取るときなどに使用される。 別名:ガルバノメータとも呼ばれる。ブリッジの回路図で中央の検流計を「G」と表記するのはgalvanometerの略記である。カエルの足に電気刺激を与えて動物電気を発見したGalvani(ガルバーニ)が語源。「電流が流れているか検査する」という意味を「検流計」という熟語に翻訳した。 検流計と同様にメガー(絶縁抵抗計)も、針の振れ具合で絶縁状態(絶縁抵抗が十分に高い値か)を確認する。電気設備の保守点検の作業員は針の振れ方で瞬時に検査を完了する。具体的な抵抗値を測定するのが目的ではないため、デジタル表示ではなくアナログが適している。検流計もデジタル表示の精密(高精度)電流計にできなくはないが、いまだにアナログの物が使われている。

高機能モデル電力計(こうきのうもんでるでんりょくけい)

電力計の中で、計測器の主流であるデジタルパワーメータやパワーアナライザの老舗である横河電機(現横河計測)は、自社の電力計のラインアップの中で、1976年発売の形名2504(アナログ式)以降のWT1800/Eまでを、自らの製品開発の歴史の中で「高機能モデル」と呼称している。参考記事:電力計の基礎と概要 (第3回)の3ページ目 【インタビュー】横河計測の電力計事業への取り組み・・横河計測が今までに開発した電子式ベンチトップ型電力計の図がある。 計測器情報:WT1800の製品情報

高周波モデル電力計(こうしゅうはもでるでんりょくけい)

電力計の中で、計測器の主流であるデジタルパワーメータやパワーアナライザの老舗である横河電機(現横河計測)は、自社の電力計のラインアップの中で、1991年発売の形名2532以降のモデル、PZ4000、PX8000などを、自らの製品開発の歴史の中で「高周波モデル」と呼称している。参考記事:電力計の基礎と概要 (第3回)の3ページ目 【インタビュー】横河計測の電力計事業への取り組み・・横河計測が今までに開発した電子式ベンチトップ型電力計の図がある。 計測器情報:PZ4000の製品情報、PX8000の製品情報

高精度DMM(こうせいどでぃーえむえむ)

通常のベンチトップ型のデジタルマルチメータ(DMM)の表示桁数は5.5桁か6.5桁だが、桁数が8.5桁の高精度・高確度モデルがあり、通常のDMMを校正するための標準器として使用される。一番のスタンダードモデルはキーサイト・テクノロジーの3458Aで、1989年に発売されてから現在も現役である(2022年5月現在)。校正用の多くの測定器をラインアップするフルークも1980年代初頭から発売していて、2019年に2回目のモデルチェンジを行い、8558Aと8588Aの2機種をラインアップしている。国産の計測器メーカであるエーディーシー(アドバンテストの一部の計測器を継承、旧タケダ理研工業)も以前から7.5桁モデルがあり、2019年に8.5桁の7481を発売している。さらに、2023年1月に7481の上位モデル7482(AC測定機能あり)をリリースした。 3458Aは、計測器を保有する会社の標準室(校正室)を筆頭に、多くの分野で使われている。8558A/8588Aや7481/4782は3458Aのシェアを取るべく健闘している。 計測器情報:3458A、8558A/8588A、7481

高精度モデル電力計(こうせいどもでるでんりょくけい)

電力計の中で、計測器の主流であるデジタルパワーメータやパワーアナライザの老舗である横河電機(現横河計測)は、自社の電力計のラインアップの中で、1970年発売の形名2885-15(アナログ式)以降のWT3000、WT5000などを、自らの製品開発の歴史の中で「高精度モデル」と呼称している。参考記事:電力計の基礎と概要 (第3回)の3ページ目 【インタビュー】横河計測の電力計事業への取り組み・・横河計測が今までに開発した電子式ベンチトップ型電力計の図がある。 計測器情報:WT3000の製品情報、WT5000の製品情報

高電圧ボルトメータ(こうでんあつぼるとめーた)

数kV以上の高電圧を測定する機器。

交流電圧計(こうりゅうでんあつけい)

交流の電圧を測定する機器。測定値をデジタル表示するデジタルマルチメータやアナログ表示するAC電圧計などがある。

交流電圧電流発生器(こうりゅうでんあつでんりゅうはっせいき)

(AC voltage current generator) 交流の電圧電流発生器は、精度の良いモデルは校正用の標準器として使われる。そのため、当サイトでは「交流電圧電流発生器・校正装置」というカテゴリー名にしている。電源(power supply/source)と電圧電流発生器(generator)の違いは用途による。交流電源は電機機器に供給されるACラインの変動や瞬停を作り出し機器の評価などに使われる。交流電圧電流発生器は「電圧・電流・電力の標準器」としての電圧源・電流源である。そのためデジタルパワーメータやデジタルマルチメータ(DMM)などの「電圧・電流・電力測定器」のカテゴリーに分類される。別名:交流発生器、交流電圧発生器、交流電流発生器。横河計測の交流標準電圧電流発生器2558Aは名機だったが部品の入手難などで2000年頃に生産中止になった。後継機種が無いので、計測器を使う全国の企業の標準室は困った。フルークが相当品を発売したが2558Aの仕様をカバーいていなかった。横河計測と関係がある計測関連メーカが2558A相当品を開発するなどの紆余曲折を経て、横河計測は2013年に2558Aを再発売した。受変電機器(メタクラやキュービクルなど)や保護継電器(保護リレー)などの電力関連機器向けには3相の測定器が使われる。たとえばエヌエフ回路設計ブロックのRX4763三相標準電力発生器、デンケンのMDAC-5A三相交流発生装置などがある。双興電機や戸上電機製作所にも単相の電源(電圧電流発生器)がある。 直流の電圧電流発生器では代表機種はSMU(ソース・メジャー・ユニット)がある。 参考用語:交流電源、保護継電器試験器、保護リレー試験器、直流電圧電流発生器

交流電圧発生器(こうりゅうでんあつはっせいき)

交流の電圧を発生する測定器。(=交流電圧電流発生器)

交流電流計(こうりゅうでんりゅうけい)

交流の電流を測定する機器。測定値をデジタル表示するデジタルマルチメータやアナログ表示するAC電流計などがある。

交流電流発生器(こうりゅうでんりゅうはっせいき)

交流の電流を発生する測定器。(=交流電圧電流発生器)

交流電力校正器(こうりゅうでんりょくこうせいき)

横河計測の形名LS3300の品名。生産ラインなどで数多く使われる0.15~0.2%クラスの電力計(デジタルパワーメータ)や保守の現場で使われるクランプ電力計、装置に組込まれる電力モニタなどの校正は交流電力校正器を使用すれば利用者自身でも校正作業ができる。電力機器の開発用途で使われる高性能電力計(たとえば、一般のデジタルパワーメータの校正に使われる高精度の電力計である横河計測のWT3000/WT5000プレシジョンパワーアナライザなど)の校正には高度な技能と専用の校正環境が必要となるため、測定器メーカや信頼できる校正事業者で校正を行うことを推奨する。計測器情報:LS3300、フルークの三相電力校正器6003、WT3000、WT5000

コンセントテスタ(こんせんとてすた)

コンセントに差し込むだけで瞬時に極性を判定できる、などの機能があるコンセント用の測定器。電気工事で活躍する。現場用のハンドヘルドのモデル(クランプ、メガー、接地抵抗計など)をラインアップする共立電気計器の製品名になっている。 コンセントは英語ではoutletなので、英語でconsent testerといっても英語圏では通じない可能性が高い。