計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
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成極指数(せいきょくしすう)

(Polarization Index) 略記:PI。電気設備の絶縁診断で使われる指標。絶縁抵抗に関する用語の1つ。高圧用途の絶縁抵抗計では成極指数(PI)や誘電吸収比(DAR)などが測定できる。高圧ケーブルの保守・点検で重要な指標になっている。電力ケーブルの絶縁性能の判定基準には成極指数が使われている。 現場測定器(電気作業員が屋外で使用するハンドヘルドの計測機器)の代表は、クランプ(クランプ電流計、クランプテスタ、クランプメータ、クランププローブなど)、絶縁抵抗計(メガー)、接地抵抗計だが、絶縁抵抗計は大手計測器メーカが多くのモデルをラインアップしている。共立電気計器、日置電機や、三和電気計器、マルチ計測器、カスタムなどがつくっている。高圧用のケーブルの診断には(耐圧試験器を豊富に揃える)ムサシインテックの「高電圧絶縁抵抗計」などが使われる。 共立電気計器の用語集には次の解説がある。 成極指数とは、絶縁体の漏れ電流の時間的増加の有無を調べる試験。一般的に印加時間10分間での絶縁抵抗値と印加時間1分間の絶縁抵抗値の比。成極指数は絶縁体の形状や大きさに無関係な量で吸湿により変化するので、ケーブルの絶縁診断をおこなう上で重要な意味を持つ。成極指数=(3分から10分後の絶縁抵抗値)/(30秒〜1分後の絶縁抵抗値)。成極指数による判定は以下のとおり。1.0以上:良、1.0~0.5:要注意、0.5以下:危険な状態。

積分型A/D変換器(せきぶんがたえーでぃーへんかんき)

デジタルマルチメータ(DMM)に広く採用されているA/D変換器(表記はA/D、A-D、ADなどがある)。日本アビオニクス株式会社の「赤外線や工業計測器に関する用語」には次の解説がある。「入力アナログ電圧に比較した周波数パルスを発生させ、これを一定時間だけカウントする。その結果をA/D出力値とする。商用電源を基とするノイズに強く、比較的低速なサンプリング用として広く使われる。」参考用語:逐次変換型A/D変換器

絶縁・接地抵抗計(ぜつえんせっちていこうけい)

ハンドヘルドの現場測定器である、クランプ、絶縁抵抗計(メガー)、接地抵抗計(アース)の3つが主力製品である共立電気計器には「メガーとアースが1つになったオールインワン測定器」というキャッチコピーで、絶縁抵抗と接地抵抗の両方が測定できるMODEL6000シリーズがある。アナログ表示のMODEL6017/6018とデジタル表示のKEW6022/6023、さらにPV絶縁 に対応したKEW6024PVの5機種がHPに掲載されている(2022年9月現在)。

接触電流(せっしょくでんりゅう)

人体が機器に接触したときに流れる電流(菊水電子工業の製品総合カタログ・用語集より)。漏洩電流試験器で測定する。

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