計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
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スマートビット(すまーとびっと)

(SmartBits) スパイレントのIP負荷試験装置の名称。正確には、Spirent Communications社(略称:スパイレント、東陽テクニカが総代理店)のIP負荷試験装置の通称(品名はマルチポートネットワークデバイステスタやポータブルスマートビットテストシステムなど)。形名SMB600などのモデルが2000年代のインターネット(IP網)の普及時に発売され、IP負荷試験機の代名詞となった。競合製品には同じく海外のIXIA(イクシア)社のモデルがあった。後発で国産メーカも参入した。安藤電気(当時はすでに横河電機)やアンリツ、富士通九州ネットワークテクノロジーズが同等製品を発売した。 負荷試験というと、通信測定器の中の1カテゴリー(機種群)である。通常は、電圧をかけて耐性を調べる、耐電圧試験(耐圧試験や過負荷試験)が思いうかぶが、負荷試験機というと通信の分野の測定器を指していて、耐圧(耐電圧)試験ではない。 計測器情報:スマートビットの製品例

SmartBits(すまーとびっと)

米国スパイレント(SPIRENT Communications Inc、スパイレントコミュニケーションズ)社の通信計測器 である負荷試験機 の名称。インターネットの普及、ルータやサーバなどのネットワーク機器の増加によって、IP通信網の負荷試験装置は2000年代に重宝された。スパイレントのスマートビット (略称:スマビ)とIXIA(イクシア)社のモデルが有名。安藤電気(現横河計測)などの国産メーカもラインアップがあったが、現在はその役目は終えてほとんど生産終了(アンリツにはネットワークパフォーマンステスタというモデルがまだある)。現在のスパイレントのラインアップにはSmartBitsは無い。同社は現在はサイバー攻撃などのセキュリティ関連製品に軸足を置いている。IXIAのラインアップも負荷試験(計測器)からネットワーク機器に移り、2017年にIXIAはキーサイト・テクノロジーに買収され、現在はキーサイトの社内カンパニーとして、セキュリティのソリューション提案に注力している。 スパイレントはまったく通信計測器から撤退したわけではなく、ギガビット Ethernetに対応した負荷試験装置(トラフィックジェネレータ)としては、次世代ネットワークパフォーマンステスター「Spirent TestCenter」という製品を販売している。需要のある分野では負荷試験の技術を使って計測器をつくっている。電動化、ネットワーク化が進む自動車では車載Ethernet(100G/1000Gなど)の導入が進んでいる。日本での販売は従来から東陽テクニカが取り扱っている。 計測器情報:スマートビットの製品例

スマビ(すまび)

米国SPIRENT(スパイレント)社のIP負荷試験装置、スマートビット(SmartBit)の略称。SmattBitsは品名や形名ではなく通称。インターネット、IPネットワークの普及によって負荷試験装置は必須の測定器となり、2000年代にはスマビはその代表モデルとして重宝された。 計測器情報:スマートビットの製品例

スループット(するーぷうと)

(throughput) 機器が単位時間あたりに処理できるデータ量を指す(処理能力の指標)。コンピュータ、IT、ネットワーク、通信などの分野で使われる用語。たとえば通信回線のデータ転送能力や、コンピュータの処理能力など。計測器では有線の通信計測器(プロトコルアナライザ、ネットワーク関連測定器など)で使われる。 計測器情報:スループットが品名に付く製品の例 ・・通信計測器でスループットを品名にするものはほとんど見当たらない。振動解析や半導体試験で計測器の処理能力が高いモデルに「ハイスループット」、「高スループット」などの表記がある。

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