計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
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W-CDMA(だぶりゅしーでぃーえむえー)

(Wideband CDMA)2001年にNTTドコモが世界に先駆けてサービスを開始した第3世代(3G)方式の携帯電話サービスの名称。

WPT(だぶりゅぴーてー)

(Wireless Power Transmission) 直訳したら「無線電力伝送」。日本語では「無線給電」、または「ワイヤレス給電」。「非接触給電」とも呼ばれる。有線ではなく無線によって電力供給する方式のこと。光を使ったOWPTなる方式も大学で研究されている。

Wi-SUN FAN(わいさんふぁん)

(Wireless Smart Utility Network for Field Area Network profile)次世代スマートメーター、流通オートメーション、家庭用エネルギー管理などのアプリケーションに使われる無線規格。Wi-SUNは日本のNICT(情報通信研究機構、ニクトと呼称)が開発した無線通信技術で、すでにWi-SUNデバイスは世界で約1億個出荷されたといわれる。Wi-SUNの通信速度と通信距離はLPWA(Low Power Wide Area)の1種だが、FANはフィールドエリアネットワークなので、広い屋外の通信である。Wi-SUN FANはLPWAを使って広域で通信する仕組み。日本発の広域IoT無線規格として、2.4Mbpsの仕様策定が進んでいる(2021年3月現在)。

Wi-Fi(わいふぁい)

無線LANの規格名称。語源はWireless FidelityやHi-Fi(High Fidelity)という説がある。無線LAN、IEEE802.11規格とほぼ同義に使われている。正確にはWi-Fi Allianceに認定されたIEEE802.11規格で、無線LANの1種。

Wi-Fiルータ(わいふぁいるーた)

(Wi-Fi router) PCやスマホなどの端末をWi-Fi経由でネットワークにつなぐ通信機器。各家庭へのWi-Fi環境の普及率は2020年代に約90%に達した(つまりその数だけWi-Fiルータが各家庭にある)。Wi-Fiは2000年代初頭から普及が始まり、通信速度は2009年に600Mbps、2013年には1Gbps以上になった。 ONU(やモデム※など)のデータをWi-Fiルータは受取り、パソコンやタブレット、携帯電話などの複数の端末に割り振って、同時にインターネットに接続している(各端末との通信は無線)。つまり、1つの回線で複数の端末を同時接続している。 ※ モデム(modem)は電話回線(アナログ信号)を使ってインターネットに接続する機器。 ルータ(router)は元来、ネットワークを経由して2つのコンピュータでデータを送受信するためのルート(通信経路)を制御する機器(異なるネットワークを中継する機器)を指した。インターネットの普及と共にルータも普及した。コアネットワークに設置される基幹ルータから、アクセス網のエッジルータまであり、Wi-Fiルータは後者の1つ。ルータと似ているが、ハブは複数のケーブルを集約して接続し、接続できる機器を増やす機器で、ネットワークを経由して端末(デバイス)をつなぐことはしない。ルータは複数の端末をインターネットに接続するために使われる。 各家庭(宅内)だけでなく、屋外にもWi-Fiルータは設置されるようになった。イベント会場や喫茶店にあるWi-Fiルータは通信範囲が広い場合は屋外でも携帯電話とつながる。Wi-Fiルータが非常用の電池を常備すれば、大規模な震災で停電になっても止まらない。各人が持っている携帯電話も電池がある限りは通信できる。そこで、基幹網(インターネットなど)がダウンしてWi-Fiルータはネットワークに繋がらない状態でも、ピアツーピアで携帯電話同士を通信することはできる。Wi-Fiルータが密に設置されているエリアなら、Wi-Fiルータによる広範囲なネットワークができる(※)。 (※) Wi-Fiの電波が届く距離は50m~100mといわれるが、屋外で障害物がなければ500m。場合によってはそれ以上も可能。 iPhoneに無料のアプリ(コグニティブ・フォートトーク)を入れて、携帯電話同士で通信する仕組み(レスキューリンク)を、コグニティブリサーチラボ株式会社(代表取締役CEO苫米地英人、とまべちひでと)が発表した(2024年3月25日 AI緊急通信網機能「レスキューリンク」の無償提供を開始)。2024年1月1日に「令和6年能登半島地震」が発生し、被災者の迅速な救助への利用を想定し、レスキューリンクをユーザ(携帯電話の使用者)向けに無償提供することを決めたという。

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