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- COMNEXT(こむねくすと)
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光通信技術を主に、5Gや6Gの通信技術や材料、ローカル5G、エッジAI・IoTソリューション、映像伝送などの複数のWorldで構成される、次世代通信技術・ソリューションに特化した展示会。RXジャパン株式会社主催で、2023年から始まった。2025年の展示会サブタイトルは「第3回次世代通信技術&ソリューション展」。 2024年6月26日(水)から28(金)に東京ビッグサイトの南展示棟で開催された第2回展示会は、光通信WORLD(旧FOE:Fiber Optics EXPO)に国内外のほとんどの有線通信の計測器メーカが出展した。会場の出展社面積の約45%が光通信WORLDなので、一時期、消滅状態だった光通信の展示会が2023年からCOMNEXTとして復活した(旧「通信・放送Week」が名称変更した)。NEXT generation COMmunication technology & solutions expo(次世代通信技術&ソリューション展)から取って展示会名にしているようである。 2024年出展の計測器メーカは、国産ではアンリツ、santec(サンテック)、横河計測、SYCATUS(シカタス)、シナジーオプトシステムズ、海外はViavi Solutions、キーサイト・テクノロジー、VeEX(ヴィーエックス、日本法人はメインテクノロジー株式会社)である。商社はハイテック(Luna、santecなど)、三喜(ミキ)、セブンシックス(コヒーレント社)、サンインスツルメント(EXFO)、日本レーザー。古河電気工業やフジクラは融着器を出展(古河電工はグループ会社の簡易OTDRを展示)。 2024年5月開催のInterop(インターロップ)と同じく、COMNEXT 2024も「400G/800G(※)の光通信」がホットなキーワードになっている。光トランシーバ(光トランスポンダ)はSiPhx(サイフィックス)と中国InnoLight(イノライト)が古河・フジクラ同等かそれ以上の広いブースで出展した。SiPhxはViaviとアンリツ、キーサイト・テクノロジー(旧IXIA、イクシア)の計測器に自社トランスポンダを装着して展示、InnoLightはEXFO、Spirent Communications(スパイレント)社のTestCenter(負荷試験機)を展示。光伝送のネットワーク試験器(OTN/SDH/SONET関連測定器)の主要ベンダがViavi、アンリツ、EXFOの3社であることを感じさせる。Viaviブースには販売店の伯東の営業もいたが、EXFOは単独ブースでは出展していない。キーサイト・テクノロジーはデータコム製品からはすでにほぼ撤退済みなので、PG/PPGやDCA-X(サンプリングオシロスコープ)を展示、横河計測は光スペクトラムアナライザや光波長計を展示(同じくデータコムからは撤退済み)。現場測定器としてはVeEXがOTDRからデータコムまで豊富なラインアップ。三喜は自社ブランド(MIKI)で工事会社向けのハンディテスタ(光源+OPM)を2024年3月にリリース。精工技研やNTTアドバンストテクノロジ(NTT AT)は光コネクタの端面研磨機や形状測定器を展示。 NECや住友電工は出展していない(富士通は古河より狭いブースで出展)。「Innolightが中国パビリオンではなく独立で大きなブースを構えたことは、光トランシーバは(三菱電機などもつくっているが)データセンタ向けなどの大量生産が国産の電機・半導体メーカではできないことを象徴している」(60歳代の光計測器エンジニア談)。つまり光伝送のキーデバイスである光トランスポンダは欧米と中国が生産の主体で、国産メーカはほとんど存在感がない。2000年頃の光海底ケーブル時代のメインプレーヤだった国産メーカのNECや住友電工は、光伝送の展示会であるCONMEXT 2024に出展していない。 5G/6Gコーナ(無線コーナ)には、森田テックやキャンドックスシステムズがアンテナカプラや暗箱を展示。商社の原田産業は無線通信機器を展示(EXFO製品は展示していない)。恒温槽の国内トップ、エスペックは「基地局の試験向け」と題して、暗箱仕様の環境試験器を展示。中国製のサーモストリーム(急速に温度を変化させてデバイスの評価をする環境試験器の1種)を出展する商社もあった(アールエムテック株式会社)。 (※) 400Gとは400GbE(400G bit Ethernet、つまり超高速のギガビットLANの1種)の略記である。データ伝送の高速化が進む米国や中国のデータセンタでは400G/800Gが普及している。さらに高速の1.6T(800Gの2倍の1.6テラ)も視野にあり、2025年のInteropではキーサイト・テクノロジーとViaviが1.6Tのアナライザをパネル展示している。 2025年は無線の出展社が前年より減った。光通信の計測器は前年とほぼ同じだが、EXFOはサンインスツルメントと共同出展(同社が会社名を掲げての出展は珍しい)。1.6TアナライザをPR。光貿易は従来からのフランス製の光測定器を前面に並べる。中国で2013年から光測定器を始めたDeviserが出展。展示の光スペアナはAQ-63xxと同等性能とのこと。オプトゲートも光技術を使ったソリューションを展示。InnolightはTeraHop(テラホップ)で出展。米中摩擦で中国国内はInnoligt、海外はTeraHopをブランドに変更。古河電工は富士通から買収した光トランシーバを展示。NECも光トランシーバを出展。富士通と住電は未出展。三菱電機もいない。「ネットワーク設備・配線施工WORLD」に緑屋電気が計測器を展示。ローカル5G WORLDに原田産業がEXFOを展示。
- CDMA(しーでぃーえむえー)
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(Code Division Multiple Access) 日本語では「符号分割多元接続」だが、CDMAという表記や表現の方が良く使われる。携帯電話などの無線通信に使われる方式の一つ。無線通信の変調方式がアナログからデジタルに移行する時期(1990年代)に登場した。NTTが2001年に商用開始した3G(第3世代通信)サービス(デジタル無線方式)の名称はW-CDMA(Wideband CDMA)という。
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