計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
計測・測定に関連する用語全般が収録されており、初めて計測器を扱う方でも分かりやすく解説しています。
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発生器(はっせいき)

(generator) 電気的な物理量を出力する機器のこと。計測器としての代表的な発生器としては信号発生器(signal generator)がある。具体的にはパルス発生器(パルス信号発生器)や任意波形発生器、RF信号発生器 、映像信号発生器、ファンクションジェネレータ、白色雑音発生器、デジタル信号発生器、掃引信号発生器、FG、SGなどたくさんの機種群がある。必ずしも「信号発生器」という名称ではない。 信号以外には、圧力発生器や直流電圧電流発生器、SMUなどがある。 電源(計測用電源としての安定化電源)や光源も発生器だが、「源(source)」という漢字を使い発生器とは呼ばれない。信号発生器と電源では信号かそうでないか(電源は電力を発生する源)で区別されるが、圧力は圧力発生器ではなく「圧力源」でもおかしくないが、源でなく発生器と呼ばれている。光通信測定器の光源は「光信号発生器」であるが、あまり「光信号」という表現はせず、光源と呼称されている。使い分けの正確な定義は難しい。電流電圧発生器と安定化電源(CV/CC電源)との違いは、SMUなどの電流電圧発生器は安定化電源より出力精度が高いことで、交流電圧電流発生器は標準器も多い。SMUとCV/CC電源の違いは以下の記事を参照のこと。 参考用語:発信器・・発振器とは違う。

パッド(ぱっど)

(Pad) RFで使われる減衰器(アッテネータ)のこと。減衰器のことを「ATT(アッテネータ)」や「Pad(パッド)」と表現している。高周波の固定減衰器を「アッテネータパッド」と呼んでいる。高周波の代表的な計測器メーカであるアンリツには「二信号特性測定用パッド Z-164A」という製品がある。この仕様は「2つの信号を混合して1つにする整合器」で、固定減衰器の1種といえる。RFだけでなく音響の分野でもATTやPadという用語が使われている。ATTは少なくともRFだけでなく低周波でも使われる表現だが、パッドは低周波ではほとんど使われない。

搬送波(はんそうは)

(carrier) 通信システム(有線通信では伝送線路、無線通信では電波あるいは光通信ではレーザ)において、情報を乗せて送るための一定周波数の電気信号のこと。搬送波を変調することにより映像、音声、データ等の情報を送り、それを復調することによりその情報を取り出す。情報を直接伝送することもできるが、搬送波を使ったほうが効率的に情報を送ることができる。 参考用語:AM変調、FM変調、側波帯、帯域幅、キャリア

搬送波対雑音比(はんそうはたいざつおんひ)

(Carrier to Noise Ratio) 信号対雑音比と同様に、「通信の品質」を示すパラメータとして、搬送波レベルと雑音レベルとの比率を搬送波対雑音比といい、これを対数表示で単位として [dBc]で表す。この搬送波対雑音比(Carrier to Noise Ratio)を”CNR”または”CN比”と略表記されることもある。

ハンドオーバー(はんどおーばー)

携帯電話端末が、接続する基地局を切り替えること。測定器の試験項目にある。

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