計測関連用語集

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トランシーバ(とらんしーば)

(transceiver) 1. 有線・無線通信で送信機や送信部品、受信機や受信部品のこと。transceiver(トランシーバ)は「transmitter(トランスミッタ、送信機) + receiver(レシーバ、受信機)」という英語の造語。送信と受信の両方の機能を持つ通信機器全般を指している。意味が広範なため、具体的には多くの機器や部品の名称に使われる。 2. 無線で通信する携帯機器のこと。以前は片側通信の機器が多く、自分が話すときはボタンを押し、相手が話すときはボタンを離す、という操作をして会話した(半二重)。いわゆるハンドヘルドの無線機である。 携帯電話が普及する以前は、離れた2つの場所で会話できる無線通信機器として活躍した。たとえば、工事現場や、遠足の引率で先頭と最後尾など。1980年頃はまだ携帯電話は無く、2台に分乗して高速道路を走るとき、どこのサービスエリアで待ち合わせるかを相談するなど、トランシーバがあると便利だった。 現在も工事現場などで使われるが、携帯電話の小型化、普及により使用例は減っている。ただし携帯電話は1対1の通信だがトランシーバ(無線機)はn人(無線機を持っている複数人、すべての人)が会話できるため、園児の多い保育園では保育士が携帯して使う例もある。1980年頃はトランシーバと呼んだが、最近は「(携帯型の)無線機」と呼ばれることが多い。もはや以前の無線機器としての「トランシーバ」は死語かもしれない。

トランスポンダ(とらんすぽんだ)

(transponder)transmitter(送信機)とresponder(応答機)の合成語。無線通信の中継機を指すことば。信号を増幅したり、周波数を変えたりする機能を持っている場合もある。人工衛星に搭載されている応答装置の通称でもある。人工衛星は、地球局から送信された電波が減衰して微弱になったのを検知・受信し、信号を増幅して送出することで伝送距離を延長させている。トランスポンダは人工衛星の最も重要な機器といえる。

トランスミッタ(とらんすみった)

(transmitter)日本語では「送信機」。信号を送信する機器のこと。電波などの無線信号の送信機や、光通信の光信号を発信する光トランスミッタなどがある。対になる言葉として「レシーバ(受信機)」がある。回路図などではトランスミッタをTx、レシーバをRxと略記している。

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