計測関連用語集

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セル・サイト(せるさいと)

(cell site) 現在の携帯電話で使われる無線通信方式で、基地局の設置されている場所をセル・サイトという。ほぼ基地局と同義に使われる。もっと略して「サイト」と呼称している場合もあり、前後の文脈から慎重に理解しないと基地局であることがわからないことがある。cell(セル)とは細胞のことだが、携帯電話基地局がカバーする通信可能な範囲を指し、複数セルの基地局をつなげることで、広い範囲で移動体端末(スマートフォンなど)の無線通信を行うので、セルラー方式と呼ばれる。site(サイト)は敷地や用地のことだが、「セルがカバーするエリア」の意味から、そのセルに設置された基地局のことを指すようになった。セル・サイトは音声機能とデータ機能があり、無線信号の送受信と基幹網への伝送を行うために、多数のアンテナや機器で構成されていて、セル・タワーと呼ばれることも多い。最近は技術進歩によってセル・サイトは小型化している。 端末からの有線(または無線)の接続を、無線でインターネットにつなぐ機能(や機器)をアクセス・ポイント(AP)というが、親機や基地局を指していることがある(つまり基地局はAPと呼ばれることもある)。たとえば「アクセスポイントが満杯(または、いっぱいと表示される)」は、同時に接続できる端末数の上限に達していることを意味する。つまり、基地局などが収容できる(同時に通信できる)能力を超えていて、つながらない状態である(これが大規模に発生して通信障害になると輻輳と呼ばれる)。

セルラー(せるらー)

(cellular) 無線通信の方式の1種。現在の移動体通信で主流となった携帯電話(ガラケーやスマートフォン)で採用されている方式。生物の細胞(cell、セル)のように、地域を区画ごとに分割して、セルに1つの基地局を置き、そのエリア(セル)内で移動している端末との通信をカバーする。セルに分割して基地局を配置した無線通信方式(移動体通信ネットワーク)なので、セルラー方式(cellular communication system)と呼び、略称の「セルラー」が良く使われる。携帯電話は、英語ではmobile telephone(移動する/携帯できる電話機、モバイル電話)やcellular phone(セルラーフォン)と呼ばれる。 日本では1970年代から通信自由化が始まっている。電電公社(現NTT)の1社独占をやめ、通信市場に価格競争を起こして、通信料金を下げることを目的に、1980年代に第二電電などの通信事業者(キャリア)が設立された。1990年代は移動体通信(携帯電話)の自由化が進み、DDIセルラーグループやツーカーセルラーなどの会社名のキャリアが生まれている。「セルラー」は携帯電話を指すことばとして会社名に使われた。セルラー各社はKDDI(au)やsoftbankに吸収・統合されてほとんどがなくなり、セルラーと名乗るキャリアは「沖縄セルラー株式会社」だけになった。 iPadでcellularというと「4G/LTEの電波を使用できるデータ通信機能」のこと。スマートフォンのように「Wi-Fiのない場所でも通信が可能な携帯機器」をセルラーモデルと呼ぶ。主にiPadなどのタブレットや小型のノートPCを分類するときに使われている用語である。セルラーモデルは通信会社のSIMカードを指せるスロットがあり、携帯電話のように使うことができるが、利用に応じて毎月の通信料金が発生する。つまり、Wi-Fi機能と携帯電話機能を区別する時に、セルラーということばが使われている

セルラーIoT(せるらーあいおーてぃー)

(cellular IoT) 電気通信機器とインターネットとの統合を指すことば。移動体通信がデジタル方式になった3G以降、4G、5G、LPWA(Low Power Wide Area)などの先進技術が開発され、センサを介して多くのハードウェアがネットワークに無線でつながるようになった。IoTが信頼性の高い無線インフラで接続されることを象徴することば。 セルラーIoT機器は技術革新によって、小型化、省電力化が進行していて、2022年から2027年に世界市場は21.8%成長し、セルラーIoT市場は2027年までに119億5,000万米ドル規模に達すると予測されている。セルラーIoTモジュールの世界市場は2021年から2022年に14%増加したという報告もある。セルラーIoTチップセットでは米国の半導体デバイスメーカのQualcomm(クアルコム)のシェアが約40%といわれている。 移動通信関連の標準化団体3GPP(The 3rd Generation Partnership Project)のリリース17で定義された新しい技術、5G RedCapによってセルラーIoTの普及は加速すると思われる。RedCap対応の端末用の計測器である基地局シミュレータが2023年2月にリリースされている。RedCap搭載端末は早ければ2024年中に発売される予定。

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