計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
計測・測定に関連する用語全般が収録されており、初めて計測器を扱う方でも分かりやすく解説しています。
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方向性結合器(ほうこうせいけつごうき)

(directional coupler) 信号と信号を結合させる機器。高周波(RF)で使用されるカップラのこと。 マイクロ波などの無線通信の計測器メーカ(キーサイト・テクノロジー、ローデ・シュワルツ、アンリツなど)がつくっている。

防災無線(ぼうさいむせん)

我が国はこれまで地震、台風、豪雨、津波など多くの災害に見舞われてきた。そのため、非常時における重要通信の確保を目的として様々な防災無線システムが構築されている(上記2文、総務省ホームページ/関東総合無線局/電波利用/防災無線より抜粋)。たとえば市町村は地域住民に災害情報の伝達、指示を行うことを目的とした無線通信網をもっている。東京の23区では特定の学校に防災無線スピーカが設置されている。防災無線は非常時に必ず作動しないといけないので、毎日定刻に放送して動作確認をしている。夕方の5時に音楽が流れる自治体が多い(何時に何を流すかは自治体が決めている)。無線通信用の代表モデルであるスペクトラムアナライザ(スペアナ)の一番大きな市場はスマホなどの携帯端末ではなく、無線システム全体である。たとえば警察無線や防災無線などの地域の無線システムは常に更新されて継続して使用されていく。保守管理を常に行うので、国内のスペアナの販売先の一番大きな市場であることを、無線通信測定器の国産専業メーカであるアンリツの営業推進部長が語っている(以下の記事を参照)。 参考記事:通信測定器の正しい測定・操作を習得していただくために! アンリツが開催する基礎セミナー

包絡線検波器(ほうらくせんけんぱき)

(envelope detector) 振幅変調された電気信号の包絡線のみを取り出す検波器をいう。左図が検波器に入力する振幅変調信号(と包絡線)、右図が検波器の出力の包絡線信号。 ※ 右図で包絡線は、プラス側(ピークの最大値同士をつないだ線)だけでなくマイナス側(最小値同士をつないだ線)も相当する。検波器はプラス側の包絡線だけを取り出す。包絡線のことを日本語でエンベロープと呼ぶことも多い。

捕捉確率(ほそくかくりつ)

(Probability Of Intercept)設定したパラメータで信号が検出できる確率。略記:POI。(2009年9月発行のテクトロニクスの冊子「リアルタイム・スペクトラム解析のすべて」より)

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