計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
計測・測定に関連する用語全般が収録されており、初めて計測器を扱う方でも分かりやすく解説しています。
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カーソル(かーそる)

オシロスコープやスペクトラムアナライザなどの波形表示で、波形の数値を表示する機能。縦線や横線が画面に表示され、測定波形と交差する場所の測定値をデジタル表示する。カーソルの位置を手動で動かして、測定値を読み取ることができる。テクトロニクスの冊子「オシロスコープのすべて」(2017年4月発行)では「画面上で波形のピークに合せて正確な測定を行うマーカ」と解説している。カーソルのことをマーカと表現することも多い。一般にオシロスコープは時間測定の精度は高い(時間分解能はサンプリング周期の整数倍で、設定によって高くできる)が、電圧は2~3桁程度である(用語の「分解能」の項目を参照)。オシロスコープはカーソルによって電圧値は5桁程度が表示されるが、有効桁数はそんなに多くないことに注意が必要である。有効桁数が3桁以下の誤差の大きい数値を表示するのは誤解を招かないか?、という疑問があるが、オシロスコープ各社は競うように桁数の多い数値を表示している。

解析時間(かいせきじかん)

解析表示の入力として使用される、1ブロックからの時間的に連続したサンプルのサブセット。(2009年9月発行のテクトロニクスの冊子「リアルタイム・スペクトラム解析のすべて」より)

解析表示(かいせきひょうじ)

リアルタイム測定結果を表示するために使用されるウィンドウ。(2009年9月発行のテクトロニクスの冊子「リアルタイム・スペクトラム解析のすべて」より)

カップラ(かっぷら)

(coupler) マイクロ波で、信号と信号を結合させる機器。日本語では方向性結合器だが、マイクロ波の機器(部品)としては「カップラ」や「カプラ」という表現がされ、カップラはすでに日本語といえる。 キーサイト・テクノロジー、アンリツなどがつくっている。 高周波の通信の1種である光通信で、信号を結合させる機器を光カプラやフォトカプラ と呼称する。

可変アッテネータ(かへんあってねーた)

(variable attenuator) 減衰量を可変できる抵抗器のこと。別名、可変抵抗減衰器やステップアッテネータとも呼ばれる。RFではアッテネータ、低周波では減衰器という品名が多い傾向があるが、明確な定義はない。

可変抵抗減衰器(かへんていこうげんすいき)

減衰量を可変できる抵抗器 。可変アッテネータやステップアッテネータとも呼ばれる。「減衰」を略して「可変抵抗器」と呼称されることも多い。

QAM(かむ)

(Quadrature Amplitude Modulation) 読み方:カムまたはキューエイエム。日本語では「 直交振幅変調(または直角位相振幅変調)」だが、QAMという表現(表記)の方が良く使われている。デジタル変調の1つ。位相が直交する二つの波を合成して搬送波にして、振幅を変化させてビット値を割り当てる変調方式。たとえば64QAMは1つの搬送波に8段階の振幅変調をして64値(6ビット)を送れる。現在主流のデジタル無線通信で利用されている変調方式。 IQ座標軸(I:In-Phase、同相。Q:Quadrature-Phase、直交位相)で変調の様子を表した波形をコンスタレーションと呼ぶ。 参考用語:I/Q信号、I/Q変調、I/Q変調信号発生器、I/Qジェネレータ

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