計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
計測・測定に関連する用語全般が収録されており、初めて計測器を扱う方でも分かりやすく解説しています。
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CEマーク(しーいーまーく)

EUの法令(EN規格など)に製品が適合していくことを表すマーク。EU域内での製品の自由な流通を促進する狙いで導入されている。CEの意味は不明。

GMカウンタ(じーえむかうんた)

1928年にガイガーとミュラーが作った簡単な構造の放射線測定器。 (=ガイガーカウンタ)

時間計(じかんけい)

保護リレーの動作時間や復帰時間を測定する機器。

シグナルレベルメータ(しぐなるれべるめーた)

電波の強さを測定する計測器。電界強度計、電測計などの名称もあり、計測器メーカによってさまざま。新しい無線通信方式が導入されるときには、それに対応した電界強度計が発売される。アンリツなどのRF測定器メーカやリーダー電子などの映像(TV放送)測定器メーカが計測器をつくっている。

指向性(しこうせい)

(directivity) 電波などの物理現象には進行方向がある。たとえばアンテナの送受信する方向のことを「アンテナの指向性」という。アンテナは全方位の360°に均一な性能を持つ訳ではなく、電波を送受信する向きは限られている場合が多い。たとえばTV用のアンテナ(棒状のもの)は屋根の上に設置するときに方向を合わせないと受信できない。衛星放送(CS/BS)の丸いアンテナもベランダに設置するときに方向が決まっている。ものによって全方向に送受信できるアンテナもある。そのためそれと区分するために「指向性アンテナ」といういい方をする。ホーンアナテはラッパの形をしていて指向性の方向が一目瞭然。EMS (イミュニティ 試験)ではダブルリジットガイドアンテナなど大型の指向性アンテナが使用される。アンテナだけでなくスピーカも指向性がある。アンテナは一般には計測器でなく通信機器だが、計測器と併用される計測用アンテナもあり、計測器の範疇(アクセサリ)といえる。 スピーカに指向性があるのと同じく、音の計測で重要なセンサであるマイクロホンにも指向性がある。

CISPR(しすぷる)

フランス語のComite international Special des Perturbations Radioelectriquesの略記。英語ではInternational Special Committee on Radio Interference。日本語では「国際無線障害特別委員会」。EMI(エミッション)の分野でCISPR規格があり、それに準拠した計測器がノイズ研究所などにある。総務省・電波利用ホームページでは次のように説明されている。「CISPR:無線障害の原因となる各種機器からの不要電波(妨害波)に関し、その許容値と測定法を国際的に合意することによって国際貿易を促進することを目的として1934年に設立されたIEC(国際電気標準会議)の特別委員会。ITU-R(国際電気通信連合無線通信部門)やICAO(国際民間航空機関)の要請に応じて無線妨害に関する特別研究を引き受けるなど、他の国際機関との密接な協力体制がとられている。」

シュミットハンマー(しゅみっとはんまー)

岩盤強度の試験に使用する計測用ハンマー。

瞬断瞬低試験器(しゅんだんしゅんていしけんき)

電圧の瞬断・瞬低(停)を試験する機器。別名:電源電圧変動試験器。直流対応と交流対応がある。

障害試験器(しょうがいしけんき)

(disability tester) 電気製品に擬似的に障害を与えて耐性を試験する機器。ノイズを障害として与える、ノイズシミュレータ(ノイズ試験器)が代表的だが、耐電圧試験をする耐電圧試験器(耐圧試験器)や雷サージ試験器などがある。アース導通試験器などの安全規格の測定器も含まれる。広義には保護リレー試験器、絶縁抵抗計、電源品質アナライザなども障害関連の計測器といえる。

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