計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
計測・測定に関連する用語全般が収録されており、初めて計測器を扱う方でも分かりやすく解説しています。
フリーワード検索をはじめ、カテゴリー、索引から簡単にお調べいただけます。

フリーワード検索

検索用語一覧

3

各用語の詳細ページでは関連用語などを確認することができます。
このアイコンが表示されている用語には、詳細ページに図解や数式での説明があります。

ガイガーカウンタ(がいがーかうんた)

1928年にガイガーとミュラーが作った簡単な構造の放射線測定器。 (=GMカウンタ)

ガウスメータ(がうすめーた)

(gauss meter) 磁気測定器のこと。磁気のある部品(フェライト、希土類マグネット、電磁コイル、電磁石など)の磁束密度(磁気の値の指標)の測定器。磁束密度の単位は長く「ガウス」だったが、現在は「テスラ(SI単位系)」である。そのため「テスラメータ」を品名にするメーカもある。 「ガウスメータ」という表現は「磁気測定器」の別称である。磁気測定器という機種群(カテゴリー)の通り名として今も良く使われる。実際はガウスよりテスラが正式な単位だが、いまだにガウスメータという呼称は皆が使っている。 計測器メーカは、東陽テクニカが海外のFWベル製品を長年取り扱ってきた。F.W.BELL社はPacific Scientific OECOに社名変更し、東陽テクニカはガウスメータ本体の販売を休止し、プローブのみ在庫販売している(2023年2月現在)。代わりにLakeShore(レイクショア)社のテスラメータ/ガウスメータを販売している。計測器本体とInAsなどに代表されるⅢ-Ⅴ系半導体のホール素子を使用した測定用プローブの組合せで構成されている。ガウスメータは平型プローブ、同軸型プローブ、3軸プローブなどの各種プローブと併用して使われる。国産では日本電磁測器株式会社や電子磁気工業株式会社がつくっている。ガウスメータはベンチトップのモデルが多いが、同じ磁気測定器である磁界測定器は本体の先端にセンサを装着するハンドヘルドのモデルになる。 ガウスとは人名。ヨハン・カール・フリードリヒ・ガウス(Johann Carl Friedrich Gauß、1777年~1855年)はドイツの数学者・天文学者・物理学者。近代数学や物理学(電磁気学など)にガウスという名前が付いた法則・手法が多くある。18世紀のオイラーと共に19世紀最大の数学者といわれる。

雷サージ試験器(かみなりさーじしけんき)

(lightning surge tester) 障害試験器の1種で、電気製品に雷サージ電圧を与えて耐性を試験する機器。ノイズシュミレータなどEMC関連の計測器を豊富にラインアップする国産のノイズ研究所にはLSSシリーズの雷サージ試験器がある。雷サージは高電圧、大電流のため、雷サージ試験器はベンチトップよりも、ラックに収納された大型の機器が多い。

  • 1