計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
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AFM(えーえふえむ)

(Atomic Force Microscope)原子間力顕微鏡

fps(えふぴーえす(ふれーむぱーせっく))

(frames per seconds) 1秒間あたりに表示される画像(フレーム)数。数が大きいほど1秒間の動画を構成する画像が多いため、滑らかな動画になる。「フレームレート」や「撮影速度」と呼称され、表記は「コマ/秒」もある、動画の代表的な指標(単位)。 フォトロンやナックイメージテクノロジー(nac)の高速度カメラは、VGA解像度(画素数640×480ピクセル)で10,000(1万)fps以上のモデルが多い。2社はハイスピードカメラの代表的な国産メーカである。ハイエンド製品は米国のVision Research社(Ametekグループ)がトップブランドである。一般にハイスピードカメラというと高速で高額な製品であるが、数千fps以下の低速域で使われるモデルもあり、株式会社ディテクトは産業用途からスポーツまで幅広く販売し、売上を伸ばしている。同社の一番の売れ筋モデルHAS-U2のメーカ価格は95万円である。ハイスピードカメラは1千万円するモデルも珍しくはないので、ディテクトの低速域の製品群はフォトロン、nacとは位置づけが異なるハイスピードカメラといえる。 撮影速度は「フルHD(Full HD)で○○コマ/秒」、「最高撮影速度△△fps」など、前述のVGA解像度とは別の表現がハイスピードカメラメーカ各社のカタログには書かれている。各メーカは(他社と簡単には比較できないように)自社モデルの優位な仕様が目立つような表現をしている、と筆者には思える(一般に商品はそのように特長をPRするのは普通であるが)。fpsの定義は明瞭で、動画撮影の代表製品であるハイスピードカメラの仕様を示す最も基本性能の1つだが、各社製品の比較にはfps以外の基礎知識が必須である。 余談だが、ローデ・シュワルツ(R&S)のスペクトラムアナライザの主力モデルの形名はFPSxx(xx:数字)である。

A-PHY(えーふぁい)

ADAS(エーダス)、ADS(Autonomous driving system、自動運転システム)、IVI(in-vehicle infotainment、IVIインフォテインメント、自動車内の情報と娯楽の提供)などの車載アプリケーション向けの長距離SerDes(サーデス)の物理層(レイヤ1)インタフェースとして、MIPI Alliance(ミピー アライアンス)はMIPI A-PHYを2020年9月に策定した。MIPIのC-PHYやD-PHY、M-PHYはスマートフォンなどのモバイル機器を想定しているが、A-PHYは車載を一番の用途にしている。 株式会社ネットビジョンはMIPI A-PHY対応のデシリアライザボードなど、A-PHYデバイス(VA7000シリーズ)を開発した。また日本ケミコンはVA7000にA-PHYで映像信号を送れるカメラモジュールを発表した。2023年の人とくるまのテクノロジー展(5月)や国際画像機器展(11月)で2社はデモを行っている。A-PHYをベースに伝送距離を15mから40mに伸ばし、大型の自動車に対応した規格をネットビジョンは開発中だが(2024年8月現在)、規格名称はMIPIの冠は使わず、「A-PHY○○」になると予想される。

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