計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
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ナノインデンテーション(なのいんでんてーしょん)

(nanoindentation) indentationは圧入、凹み。対象物を数nmからμmオーダで押し込んで、硬さや弾性率などの機械的特性を評価する分析機器(試験装置)をナノインデンターと呼ぶ。最大荷重印加時の押込み深さや以外に、計算によって硬度・ヤング率、塑性変形と弾性変形との仕事率などを求められるため、多くの物性を評価できる。メーカによって製品名はナノインデンテーションシステムやインデンテーションテスタ。ISO 14577で試験方法(ナノインデンテーション法)が規定されている。 メーカは海外のBRUKER(ブルカー)のナノ表面計測事業部やAnton Paar(アントンパール)がある。科学分析計を幅広くラインアップする島津製作所もつくっている。日本では国産の(株)エリオニクスのシェアが高いといわれている。東陽テクニカも以前からナノイメージングの製品群の1つとして取り扱っている(同社のナノイメージング部門は2022年から理化学計測器になった)。 ヤング率は引張試験の測定機でも計測することができる(参考記事の「繊維物性測定システム」)。

nano tech(なのてく)

展示会の「国際ナノテクノロジー総合展・技術会議(International Nanotechnology Exhibition & Conference)」をnano techと呼称している。ナノテクノロジーの研究機関や企業がnano tech実行委員会をつくり、毎年1月に開催している。技術会議(技術発表や講演、シンポジウムなど)と機器の展示会で構成される。併設展示会として、SURTECH(表面技術要素展)、ASTEC(Advanced Surface TEChnology、先端表面技術展・会議)などがあり、科学分析機器が多く展示される。他に科学分析機の展示会にJASISがある。

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