計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
計測・測定に関連する用語全般が収録されており、初めて計測器を扱う方でも分かりやすく解説しています。
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ORP計(おーあーるぴーけい)

ORP:Oxidation-Reduction Potential。ORPとは酸化(Oxidation)と還元(Reduction)が起こるとき、電子の移動で電位(Potential)が生じること。日本語では酸化還元電位。ORP計の別名は「酸化還元電位差計」。ORPを測定するのがORP計。単位は[mV]。酸化還元反応はメッキの排水処理などプロセスの工程で起きる化学反応の1種。そのため、プロセスオートメーション(計装)の会社である横河電機にはORP計がある。電気化学センサのpHセンサを使ったpH計をつくっている東亜ディーケーケー株式会社は、ORPセンサが使える水質計もつくっている。同社の水質計(ORPセンサ付き)はORP計ともいえる。 参考記事(会員専用):【展示会レポート】IIFES(アイアイフェス)2022の3ページ目・・東亜ディーケーケーの水質計を取材。 計測器情報:ORPが名前に付く製品の例、東亜ディーケーケーの水質計

OLED(おーえるいーでぃー)

(Organic Light Emitting Diode) 読み方:オーエルイーディまたはオーレッド。発光材料に有機物質(Organic)を使った LED。有機EL(Electro Luminescence)の1種で、ディスプレイとして商品化されている。 参考用語:マイクロLED 計測器情報:品名にOLEDが付いている製品の例

オーステナイト相(おーすてないとそう)

(austenite)純鉄または鉄と炭素の固溶体のうち、比較的高温で析出する相のこと。常温常圧の鉄は体心立方格子構造(bcc構造)を取り、強磁性体である。しかし、オーステナイトは面心立方格子構造(fcc構造)を取り、非磁性体となる。(フィッシャー・インストルメンツの膜厚測定、素材分析、材料試験、表面特性解析に関する用語集より)

O2計(おーつーけい)

大気中に含まれる酸素(O2)の濃度を測定する機器。(=酸素濃度計)

オゾン濃度計(おぞんのうどけい)

大気内のオゾンの濃度を測定する機器。

汚泥界面計(おでいかいめんけい)

排水処理装置における汚泥界面を測定する機器。

汚泥濃度計(おでいのうどけい)

排水処理装置における活性汚泥(MLSS)濃度を測定する機器。

オパシメータ(おぱしめーた)

(opacity meter)自動車関連の測定器。オパシティメータ(光透過式黒煙測定器)の略称。正式名称(オパシティメータ)よりも広く使われているので、オパシメータがすでに正式名称といえる。ディーゼル車両の排出ガスに有害物質である粒子状物質(PM)がどれだけ含まれているかを検査する。具体的にはPMに含まれる軽油などの未燃焼分である可溶有機成分(SOF)を測定する。排気物質に光を照射して透過しなかった割合(オパシティ、不透過率)を計測する。従来の濾紙を使ったスモーク・メータよりも測定精度が高い。ディーゼル車の排出ガス規制の強化(平成19年7月~)によって黒煙の検査方法が変わり、自動車の整備用計測器として導入された。

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