計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
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回転検出器(かいてんけんしゅつき)

回転数を検出するセンサー(=回転センサー)。回転計(回転数の測定器)のセンサー部分をこのように呼ぶ。「回転角度センサー」の品名の製品もある。接触式と非接触式がある。原理は電磁式が多く見受けられる。

回転センサ(かいてんせんさ)

回転数を検出するセンサ。別名:回転検出器。回転計(回転数の測定器)のセンサ部分をこのように呼ぶ。回転計を指していることもある。

荷重測定器(かじゅうそくていき)

物を引っ張る力や押す力を測定する機器。ハンディタイプのデジタルフォースゲージはレンタルでも取り扱っている。

加振器(かしんき)

物体に振動を与える測定器。

加速度(かそくど)

(acceleration) 物体が振動しているとき、1秒間に往復運動する回数を振動数(または周波数)という。振動の往復している距離(長さ)が変位で、変位の時間に対する変化率を速度という。速度の時間に対する変化率を加速度という。 通常、振動を表す物理量は加速度が使われる。そのため、振動と加速度はほぼ同じことばとして使用される。振動センサのことを加速度ピックアップや加速度トランスデューサと呼んでいる。

加速度計(かそくどけい)

振動の加速度を測定する機器。種類は接触式の圧電型加速度センサ(加速度ピックアップ)などがある。

加速度トランスデューサ(かそくどとらんすでゅーさ)

(acceleration transducer) 振動センサの1種。振動(物量では加速度)を検知して電気信号に変えるセンサ。トランスデューサは「変換するもの」という意味。別名:加速度ピックアップ(加速度を拾う=検出する、という意味)。 振動計、FFTアナライザなどの振動解析の計測器や、データレコーダなどのデータ集録機器と併用される。そのため、リオンやTEAC(ティアックなどが豊富にラインアップしている。各社で名称(品名)が異なる。リオンは加速度ピックアップ、TEACは加速度トランスデューサ。加速度ピックアップのほうが多い(加速度ピックアップと加速度トランスデューサの正確な違いは難しい)。 種類は、加速度を変換後の出力が電圧型(圧電素子を使用した「プリアンプ内蔵型」で、電圧信号を出力する、IEPEやICPと呼称される)と、電荷型(電荷で出力されるので、チャージアンプで受けて、電圧に変換して計測器に入力される)がある。また最近ではTEDS対応の製品が増えている。

加速度ピックアップ(かそくどぴっくあっぷ)

加速度を検出する振動センサ。別名:加速度センサ。圧電型・半導体型・半導体ひずみ型などがある。種類は接触式の圧電型加速度ピックアップなどがある。pick upは拾う、という意味で、「振動を拾う」振動センサはピックアップという表現が良くされる。振動計や振動レベル計などの振動計測器メーカのリオンには「加速度ピックアップ」という品名の製品が多くある。FFTアナライザや振動解析が得意な小野測器もラインアップしている。海外メーカではENDEVCO(エンデブコ、またはエーンデブコと呼称。丸文や昭和測器が取り扱っている)が有名。

加速度ピックアップ校正器(かそくどぴっくあっぷこうせいき)

加速度ピックアップを校正する機器。(=校正用加振器)

加速度変換器(かそくどへんかんき)

ひずみゲージ式センサーを利用して加速度を検出するセンサー。

画素ピッチ(がそぴっち)

非接触温度計のサーモグラフィカメラ(熱画像計測器)は、センサを構成している画素の表面積は受光面と電極で占められている。一般的に画素ピッチとは、隣り合った画素の受光面と受光面の間隔(電極の幅)のことをいう。画素ピッチが狭くなれば狭くなるほど、画素に占める受光面の割合が大きくなるので、高感度なセンサになる。(日本アビオニクス株式会社の「赤外線や工業計測器に関する用語」より)

乾球温度(かんきゅうおんど)

(dry-bulb temperature)[水分用語]乾球温度計で測定された気温。通常は湿球と対で用いられ、それぞれの測定値により相対湿度が計算される。(「気体中の水分管理」の会社、株式会社テクネ計測の「湿度で良く使われる用語」より)参考用語:dp

環境温度補正(かんきょうおんどほせい)

非接触温度計(サーモグラフィ、放射温度計)を使用する際の、環境温度に対する温度ドリフト補正のこと。放射率補正を行う場合は環境温度に対する反射の影響をキャンセルする必要がある。これを行うには環境温度で放射率が1と見なせる物体を放射温度計に観測させる方法が取られる。(日本アビオニクス株式会社の「赤外線や工業計測器に関する用語」より) 参考用語:放射率、 反射率補正、黒体

乾燥剤(かんそうざい)

[水分用語]化学的に水蒸気を吸収することによって乾燥効果を発揮する物質の総称。(「気体中の水分管理」の会社、株式会社テクネ計測の「湿度で良く使われる用語」より)

気圧(きあつ)

(atmospheric pressure)空気の重さのこと。標準気圧である1気圧は1013hPa(ヘクトパスカル)。気圧のことを大気圧とも呼ぶ。高度が高くなると気圧は下がる。たとえば500mの高さの山に登ると50hPa下がるといわれている。人間の耳の内部は気圧を敏感に感じ取るため、飛行機に乗るなど、高度が高くなると耳が鳴ることがある。

気圧計(きあつけい)

大気圧を測定する機器。 (=大気圧計)

基準接点温度補償(きじゅんせってんおんどほしょう)

温度計などに使われる温度センサである熱電対は、測温接点と基準接点との温度差で熱起電力が決定される。そのため測温点の温度を知るためには基準接点の温度も測る必要がある。その温度に相当する電圧を熱電対の起電力に加算し補正すること。(日本アビオニクス株式会社の「赤外線や工業計測器に関する用語」より)参考記事:記録計・データロガーの基礎と概要 (第2回)・・記録計/データロガーを利用する上での留意点として、基準接点補償について図解している。

気象観測機器(きしょうかんそくきき)

雨量計、風向風速計、積雪計など、「天気予報で発表されるような数値」を計測する機器のこと。環境計測の機器(日射計や微粒子測定器、騒音計など)のうち、日射計は気象関連計測器に含まれることもある。温湿度計(気象用)や気圧計は、温度計や圧力計に分類されるが、気象観測機器に区分されることもある。 株式会社YDKテクノロジーズ(旧横河電子機器、横河ウエザック)は気象観測装置で有名。ノースワン株式会社には風向風速計KADECがある。

気密測定器(きみつそくていき)

住宅性能診断に必要な気密を測定する機器。(=住宅気密測定器)

吸収(きゅうしゅう)

(absorption)[水分用語] 気体が液体や固体の中に(または液体が固体の中に)取込まれる現象。学術的な表現では「物質がある相から別の相へ移動する」と説明される。吸収と吸着を合わせて収着(sorption)と呼ぶ。固体や気体という相が違う界面で起きる現象。