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- OFDR(おーえふでぃーあーる)
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(Optical Frequency Domain Reflectometry) レーザー光の可干渉性を利用した光計測手法の1つ。「周波数領域光リフレクトメトリ」と呼ばれる。英語を翻訳すると「光の周波数領域の反射率法」で、OTDR(光の時間領域の反射率法)と同様に、光の反射を利用して光伝送路の内部情報を得る手法。OTDRは計測器として実用化され、数十km先のどの位置でケーブルや接合部に異常があるかを検出するが、OFDRはひずみ測定や、光デバイスの損失測定などに利用される。通信用の光ファイバを物理センサとして使う光ファイバセンシングの手法の1つである。 1980年代に世界に先駆けて波長可変光源(チューナブルレーザ) を製品化した国産の通信計測器メーカ santec(サンテック)の波長掃引型フォトニクスアナライザ(Swept Photonics Analyzer) SPA-100は同社TSL(Tunable Semiconductor Laser)シリーズを使ったOFDRの応用製品で、光導波路の評価などに使われる(つまり、光ファイバ通信向け)。国産計測器メーカのアンリツは(計測器事業部門ではなく)デバイスのカンパニーが産業用光センシング用途で波長掃引光源(Wavelength Swept Light Source) AQA5500PやAQB5500Pをラインアップしている。この光源の一番のアプリケーションはOFDRで、ひずみ測定などに使われる(TechEyesOnlineの取材記事【展示会レポート】OPIE 2024でアンリツが解説している)。(※) 一般にはOFDMは数十μm以下の空間分解能があるので、光集積回路や光導波路、光半導体などの小さなデバイスの特性評価、故障診断に利用される。つまり、OTDRが数十km先の光ファイバの損失という遠方の位置情報を知るのに対して、OFDMは光部品の近端の位置情報を知る手法である。ただし、アンリツの例のようにひずみ測定にも応用される。 (※) 光ファイバをひずみ検出用のセンサとして使う測定手法には、ブリルアン散乱光を利用する分布型センシングのBOTDR(Brillouin Optical Time Domain Reflectometry)があり、1990年代に安藤電気が計測器としてAQ8602Bを製品化したが、土木業界にはほとんど売れなかったと筆者は記憶している。また、光ファイバに紫外線を照射して形成された回折格子(かいせつこうし)を使い、ひずみや温度を測定するセンサをFBG(Fiber Bragg Grating)と呼び、ひずみ計測の雄 共和電業を筆頭に複数メーカがラインアップしている。ヘテロコア光ファイバをひずみセンサにする研究もされている(【展示会レポート】イノベーション・ジャパン2018 で取材)。FBGは少なからず土木業界に導入されているが、アンリツのOFDRはまだこれからである(2024年現在)。 技術商社の(株)富士テクニカルリサーチはOFDR方式を使った「分布型ファイバセンシングシステム FBI-Gauge」を取り扱っていて、多くの展示会に出品している。 OFDRに似たことばにOFDM(直交周波数分割多重)があるが、こちらは移動体通信などの無線通信のデジタル変調方式である。また、OFDRと同じく光の反射を使い、光部品の近端の位置情報を知る手法にOCCR(Optical Component Coherence Reflectometer)がある。
- OPIE(おーぴーあいいー)
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(OPTICS & PHOTONICS International Exhibition) 光関連の専門展示会。「光学・フォトニクス 国際展」。毎年4月にパシフィコ横浜で開催。 「レーザーEXPO」や「レンズ設計・製造展」(この2つで2024年の出展社の約80%)とその他展示会で構成。2024年のその他の構成展は次の5つ。光と画像のセンサ&イメージングEXPO、光源・光学素子EXPO、光通信・要素技術&応用EXPO、ポジショニングEXPO、宇宙・天文光学EXPO(出展社数の多い順)。その歴史は1994年のレーザーEXPOからで、月刊OPTRONICS(1981年創刊)を発行するオプトロニクス社がPRをしている(2024年現在、事務局などの実務を担っていると思われる)。 各構成展の主催は、レーザーEXPOが「レーザー学会」、レンズ設計・製造展と宇宙・天文光学EXPOが「NPO法人 日本フォトニクス協議会」、ポジショニングEXPOが「OPTRONICSメディア」で、その他の3展が「オプトロニクス社」。2026年は「量子イノベーションフェア」が新設される。レーザー学会の展示会が拡大した光学全般の技術展といえる。 TechEyesOnlineは計測器が多く出展されるレーザーEXPOを中心に取材して展示会レポートを公開した。レンズ設計・製造展には富士フィルム(レーザー干渉計)やトプコン(輝度計)、光と画像のセンサ&イメージングEXPOにはアンリツ(光ファイバを使ったひずみ測定器と、波長掃引光源)、ケイエルブイ(ハイパースペクトルカメラ)、光通信・要素技術&応用EXPOにはキーサイト・テクノロジー(光部品の評価)、横河計測(光スペクトラムアナライザ)、アルネアラボラトリ(光デバイス)などの出展実績がある。 2024年は10月にパシフィコ横浜で開催されたInterOpto(インターオプト、「光とレーザーの科学技術フェア」)も多くの光通信測定器が出展された(横河計測、santec、ソーラボなど)。またハイパースペクトルカメラも多くのブースで展示された(コニカミノルタ、アイ・アール・システムなど)。FOE(Fiber Optics EXPO)が2023年からCOMNEXTとして活況になったように、光測定器が出展される展示会が増えてきたと筆者は感じる。 NTT(旧電電公社)が光ファイバ通信を商用開始したのは1981年である。通信用の光測定器の観点では、1980年代のinterOptoはアンリツや安藤電気などの主要メーカが出展する場だった。2000年代はFOEにその場が移り、OPIEには光測定器はあまり出展されなかったと筆者は記憶している。FOEはCOMNEXTになり、引き続き多くの光測定器が出展されている。現在はinterOptoよりもややOPIEの方が光測定器が多い印象がある(筆者の感想)。時代と共に展示会は変遷する。
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